トンボノート
No.755. ルリボシヤンマを見に行った.2020.10.6.

アカトンボの季節ですが,今日は朝のうちに所用があったので,午後にねらえるルリボシヤンマを見に行きました.兵庫県ではルリボシヤンマは限られた場所にしか生息していません.遠くまで出かけても確実に見られるわけではないので,あえて難しい神戸市内へ見に行くことにしました.

ルリボシヤンマは,オスが4回池に入ってきましたが,5分もすると出て行くような動きでした.この池はあまりルリボシヤンマには適していないのかも知れません.また入ってきても気温が低いせいかものすごくすばしこく動くので,99%以上の写真が使いものにならない状態でした.やっと2枚だけそれらしい写真が撮れました.

▲ルリボシヤンマのオス.暗いので,ISO1600で撮った.
▲植生の間でホバリングするルリボシヤンマのオス.

今日は長袖を着ていても寒いくらいの気温でした.特にルリボシヤンマは標高の高いところにいるので,外気温は17度でした.他には,ミルンヤンマが入ってきて摂食をしました.あとはオオアオイトトンボが日向で憩っていました.残念ながら産卵活動はしていませんでした.

▲オオアオイトトンボのオス.ときどき飛んで摂食をしていた.
▲オオアオイトトンボのメス.メスもまったく産卵の気配はなし.

山なので日が陰るのが早く,15:00には観察を止めました.以前ルリボシヤンマのメスも飛んだこの池ですが,今日はメスはまったく来ませんでした.数の少ないトンボは難しいです.