トンボノート
No.739. コフキトンボの発生状況を見に.2020.6.21.

今日は梅雨の晴れ間.家にばかりいても仕方がないので,コフキトンボやチョウトンボの状況を見に行ってきました.







▲コフキトンボたち.気が付いたらメスばかり撮っていた.

チョウトンボは非常に数が少なかったのですが,今年はこの池,コフキトンボがかなり発生しているようです.池の周囲2−5m間隔でオスが止まっていて,メスはかたまって止まっていました.あまりにも離れたところで写真にはなりませんでしたが,産卵も2回見ました.今年はコフキトンボの生態を撮影することができそうな感じがしました.

コフキトンボと同様に数が多かったのはウチワヤンマでした.5-10m感覚でオスが止まっており,交尾態での飛翔を3回,産卵を2回見ました.



▲ウチワヤンマの産卵.このメスは打水した後よく止まるメスであった.

池にはコシアキトンボも結構たくさん飛んでいました.例によって追いかけ合いもあちこちで行われていました.



▲コシアキトンボの追飛.

帰り道でウチワヤンマが水田でなわばりを形成しているのを見ました.水田のような浅い水溜りでも,広さがあれば繁殖活動水域と認識するようですね.





▲水田の周囲の柵に止まって,時々水田上を飛んで縄張りを監視していた.

普通種ばかりでしたが,トンボたちが元気に活動しているのを見られてよかったです.コフキトンボがたくさんいたのがラッキーで,今年はここでコフキトンボの産卵をきちんと記録することができるかもしれません,