トンボノート
No.738. 今日も試写を兼ねて.2020.6.7.

今日も新しいマクロレンズの試写を兼ねて,トンボの様子を見に行ってきました.今日は,ムカシヤンマ,ハッチョウトンボ,ヤマサナエなどがいるところへ出かけました.ムカシヤンマには出会うことがありませんでしたが,ハッチョウトンボはたくさん活動していました.





▲通常のトンボ全景のトリミング.ハッチョウトンボたち.

トンボを大きく鮮明に撮りたいのでマクロレンズを買ったのですが,さすが単焦点レンズだけのことはあって,脚の棘や体毛や翅脈がきれいに表現されています.今回は写真にトリミング以外の操作を加えていません.またトリミングしないでもかなり大きく写ります.下の写真はリサイズだけでトリミングなしですが,これくらいのサイズでも簡単に写ります.もっと大きくなりますが,風で動いているので,ピント合わせとフレームインさせるのは野外では難しいです.

▲ノートリミングのフレーム.風と手ぶれで動くので,寄って中央に入れるのは難しい.

一方,ドットバイドットでトリミングしてみました.オリジナルのサイズは6000ピクセルX4000ピクセルですが,そこから640ピクセルX480ピクセルぶんを切り取りました.つまりオリジナル写真でどれくらい写っているかが分かります.ただし,JPEGで記録していますので,その分の画質の荒れはあるとおもいます.こんな写真を撮るならRAWで撮らねばなりませんね.

▲レンズ自体はかなり性能がよいような気がする.

ヤマサナエがいました.まだ若い感じで活動の最盛期の様相を呈しています.この場所は毎年若干出現が遅いのです.うまくいけばヤマサナエの産卵が見られるかも知れません.少し粘ってみたのですが,12:00少し前になると,あまりに暑いのか,たくさんいたオスも全部山へ帰っていきました.



▲ヤマサナエのオス(上)とメス(下).

かなり寄って撮りました.体表の毛一本一本までが見え,ズームレンズとは違うと思いました.オスにもメスにも脚に白いペンキのようなものが付いていて,どこかそういう場所があるのかも知れませんね.殺虫剤でなければいいのですけど.帰り際に少し離れたところにオオシオカラトンボの交尾態がいました.離れたところのトンボを撮って拡大したときにどのようになるか試してみました.

▲オオシオカラトンボの交尾態.

シャープに写っています.今日は画像処理をかけていないのですが,レンズが違えば写り方も違うことを実感しました.

ところでトンボの件ですが,きょうもまたイトトンボにほとんど出会うことがありませんでした.ヤマサナエを待っているときに,ちょっと季節外れのホソミイトトンボが1頭通り過ぎただけでした.下のようなスイレンがいっぱい咲いた山裾の池にも,クロイトトンボ1頭飛んでいませんでした.どうも???です.

▲山裾のスイレン池.クロイトトンボもモノサシトンボもいない.