トンボノート
No.735. アオサナエとサラサヤンマ,完敗の巻.2020.5.28.

今日はチョウトンボを見に行ったのですが,まだ羽化していなかったです.一昨年にはこの時期に未熟な個体がいっぱいいたのに,今年はまだ早かったのでしょうね.そこで次はアオサナエの産卵観察に行きました.しかしこれもオスが3頭ほど止まっていただけで観察できずじまい.そこで午後はサラサヤンマと転進しましたけれども,これもダメでした.

▲絶好の晴天.しかしアオサナエはオスがいるだけ.
▲すぐ横にアオハダトンボが止まっていた.携帯のカメラを使った.
▲サラサヤンマはいたが,オスばかり.腹部が曲がっている.

サラサヤンマのいる湿地では,オスが4頭ばかり縄張りを張っていました.そのうちの1頭がとても人なつっこく,私の足下で飛び回ります.しゃがむと,目の前30cmくらいのところで何度もホバリングしてくれました.ビデオをかついで行っていたので,写真にはなりませんでした.そしてあろうことか,ビデオの三脚に止まって縄張りを監視し始める始末,まあ,仲良く一緒にメスを待っていましたが,おたがい,ダメな日でした.

▲カメラがないので携帯のカメラで撮影.三脚に止まるサラサヤンマのオス.

あとここでは,ヤマサナエがそれなりの数いました.しかし全部未熟! まだ体も軟らかくヒラヒラ,ふわふわ飛ぶ状態です.もう5月の終わりなのに,ここは特別羽化が遅かったようです.今年はやはり生物季節が例年の感覚とずれている感じがします.

▲未熟なヤマサナエのオス.まだ淡色部が黄色い.
▲ヤマサナエのメス.やはりまだ若い感じがする.

サラサヤンマ,翌29日も再挑戦しました.メスが2頭入ってきたものの,1頭目はオスに持って行かれ,2頭目は産卵せずに姿を消しました.どうも今年はいつもの年のように行きませんね.この数日全部失敗で目的のトンボや行動に出会いません.明日30日も晴れそうですので,難易度の低いアオモンイトトンボでも見に行くことにします(5/29記).