続 トンボ歳時記
No.636. ルリボシヤンマを見に行ったが... 2018.9.28.

今日は台風前の晴れ,ルリボシヤンマを見に,某有名高原に出かけてきました.アカトンボも見に行きたかったのですが,ルリボシヤンマは一般には兵庫県では高い山の上にいるので,よく晴れる予報でないと,雲に太陽が隠されてしまうのです.高原に着いたのは10:00頃でした.空は晴れていて,まずますの状態です.

▲観察をした湿地の中の水たまり.

写真の湿地には,かつて,ルリボシヤンマが産卵に来ていました.またオスは,湿地の上を行ったり来たりしていました.しかし,今日は全くヤンマの姿がありません.時期的には早すぎることも遅すぎることもありません.ルリボシヤンマは姿を消したのでしょうか? 湿地にはヒメアカネがいるだけでした.

▲上の水たまりに止まっていたヒメアカネのオス.

あとは,木道の上に,アカトンボたちがごく少数止まっているだけでした.ヒメアカネはさすがにそれなりの数はいましたが,あとのトンボは数頭程度です.別の池ではネキトンボが産卵をしていましたし,アキアカネも1,2ペア産卵を行っていました.秋の高原にしては,本当に静かな状態でした.

▲ネキトンボのオス.ネキトンボは産卵ペアを3ペアほど見た.

▲木道上に止まるヒメアカネの比較的若いオス.

▲ミヤマアカネのオス.湿地の中の流れに生息しているのだろうか.

▲コノシメトンボのオス.道端に止まっていた.高原にもいるのですね.

ルリボシヤンマは,別のところへ行かねばならないようです.台風が過ぎたら,本格的にアカトンボを見に行くことにしましょう.