新 トンボ歳時記
No.341. 早春のトンボ調査 2012.3.20.

今日は朝からよく晴れていました.気温が低かったのですが,日だまりの微気候は十分暖かいはずということで,成虫越冬種の調査に出かけました.

池ではカエルの卵がみられ,普通ならもう孵化している時期だと思うのですが,まだ発生途中でした.

風はまだ冷たく,道路の気温表示も10℃,池に出ているトンボの姿はなかったので,池の畔や農道などを調べました.でもトンボの姿はなく,キタテハだけが飛び回っていました.カンサイタンポポもまだ背が低く,地面にへばりつくようにして少数の個体だけが花を付けていました.オオイヌノフグリだけは元気に集団で咲いていました.

掲示板に投稿をいただいた情報では,四国南部ではもうオツネントンボが産卵をしているということですが,こちらの春はまだもう少し先のようです.いつもならもう遅い感じのツクシさえ全く見られませんでした.