トンボ歳時記
No.262. 午後は日が差して,ラッキーが一つ. 2011.6.11.

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▲第四の池.もうすっかり晴れている.

さて,4番目の池,というか観察地では,もう日が差しており,ちょっと暑いくらいになってきました.池に行く途中にある水路では,ヤマサナエのオスが,2頭,ホバリングをしたり,止まったり,そして追いかけ合いをしたりしていました.ホバリングしているオスを撮りましたが,露出をまちがえて,気づくまで全部真っ黒けでした.気づいたときにはホバリングをやめ,写真はほとんどだめでした.

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▲ヤマサナエのオスとメス.
 上:ホバリングするオス,下:産卵に入ったメス.

池の方はまったく成果なしで,どうしてこれほどトンボがいないのだろうと,最近本当によく感じます.写真のように環境がよいと思われる池でも,ぽつぽつしか幼虫が網に入りません.ショウジョウトンボとコシアキトンボとタベサナエだけでした.

一つだけラッキーだったのは,帰りにヤマサナエのメスが,水路に産卵に入ったことです.打水の瞬間は写真にできませんでしたが,ホバリングして卵塊をつくっているところはゆっくりと撮れました.ただ,水路の中をホバッていましたので,卵塊を真横から撮ることはできませんでした.