さて,本日の外道です.まずは,いろいろのトンボたちの紹介.
▲上:アジアイトトンボの交尾,二化目の個体はモートンくらいの大きさ
中左:タイワンウチワヤンマのオス.
中右:アオイトトンボのオス.
下:タイワンウチワヤンマのメス.
池面はタイワンウチワヤンマの戦場でした.オスたちがあちこちで追いかけ合いをしています.8月中旬から9月上旬までの,比較的トンボの少ない時期に,タイワンウチワヤンマは我が物顔で飛び回っています.今日は,岸辺で休むメスに出会いました.なかなかメスに近づくことは難しいのですが,今日は20cmまで近づくことができました.上からメスを見下ろすアングルは,本種メスの写真としては結構めずらしいと思いますよ.
ここに掲げた写真以外には,ウスバキトンボ,シオカラトンボ,ショウジョウトンボ,チョウトンボ,ギンヤンマなどが頑張っていました.そしてハグロトンボのメスが池の中に止まっていました.まさか産卵はしなかったと思います.
▲マユタテアカネ.メスは,ノシメ斑のあるものとないもの.
アカネ属としては,まずマユタテアカネ.ぽつりぽつり止まっていましたが,産卵行動は見ませんでした.
▲マイコアカネ.池の外で撮影.
次にマイコアカネ.ただしこれはこの池ではなく,隣の池の住人だと思います.隣の池にはヨシが生えていて,マイコアカネが集まりそうな雰囲気があります.現にオスが1頭隣の池にいました.
▲リスアカネの連結打空産卵.
そして最後は真打ちの登場.ナニワトンボがいれば必ずいるのがリスアカネ.本当にナニワトンボと同じ場所で産卵しています.ただ,こちらの方がより暗いところでも産卵している感じはありました.
▲リスアカネの単独産卵とそれを見守るオス(上).
リスアカネもナニワトンボと同じく,タンデムをすぐに解いて,メスの単独産卵に任せます.ただ,リスアカネのオスはナニワトンボよりは勤勉なようで,メスをずっと警護して飛んでいます.
今日は神戸ブランドのアカトンボたちを紹介しました.