トンボ歳時記
No.206. 神戸ブランドのアカトンボたち. 2010.9.18.

さて,本日の外道です.まずは,いろいろのトンボたちの紹介.

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▲上:アジアイトトンボの交尾,二化目の個体はモートンくらいの大きさ
 中左:タイワンウチワヤンマのオス.
 中右:アオイトトンボのオス.
 下:タイワンウチワヤンマのメス.

池面はタイワンウチワヤンマの戦場でした.オスたちがあちこちで追いかけ合いをしています.8月中旬から9月上旬までの,比較的トンボの少ない時期に,タイワンウチワヤンマは我が物顔で飛び回っています.今日は,岸辺で休むメスに出会いました.なかなかメスに近づくことは難しいのですが,今日は20cmまで近づくことができました.上からメスを見下ろすアングルは,本種メスの写真としては結構めずらしいと思いますよ.

ここに掲げた写真以外には,ウスバキトンボ,シオカラトンボ,ショウジョウトンボ,チョウトンボ,ギンヤンマなどが頑張っていました.そしてハグロトンボのメスが池の中に止まっていました.まさか産卵はしなかったと思います.

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▲マユタテアカネ.メスは,ノシメ斑のあるものとないもの.

アカネ属としては,まずマユタテアカネ.ぽつりぽつり止まっていましたが,産卵行動は見ませんでした.

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▲マイコアカネ.池の外で撮影.

次にマイコアカネ.ただしこれはこの池ではなく,隣の池の住人だと思います.隣の池にはヨシが生えていて,マイコアカネが集まりそうな雰囲気があります.現にオスが1頭隣の池にいました.

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▲リスアカネの連結打空産卵.

そして最後は真打ちの登場.ナニワトンボがいれば必ずいるのがリスアカネ.本当にナニワトンボと同じ場所で産卵しています.ただ,こちらの方がより暗いところでも産卵している感じはありました.

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▲リスアカネの単独産卵とそれを見守るオス(上).

リスアカネもナニワトンボと同じく,タンデムをすぐに解いて,メスの単独産卵に任せます.ただ,リスアカネのオスはナニワトンボよりは勤勉なようで,メスをずっと警護して飛んでいます.

今日は神戸ブランドのアカトンボたちを紹介しました.