トンボのなかま(トンボ目(もく))は,世界に5,500種類くらいいるといわれています.そしてそれらのトンボは大きく次の三つのグループに分けられています.
不均翅類(ふきんしるい)は,ふつうトンボとかヤンマとかいわれるなかまです.前後のはねの形がちがっていて,特に後ばねのつけねの部分が幅広くなり,角ばっています.また腹部は太く全体にがっしりとしています.はねはほとんどの場合,広げて止まります.
ムカシトンボ類(ムカシトンボるい)のトンボは,生きた化石といわれ,世界にたった3種類しかいない,めずらしいなかまです.世界で,日本とヒマラヤ,中国だけにいます.最近中国と同じ種類のものが北朝鮮でも見つかったといわれています.このトンボは,はねが前後とも同じような形をしていて均翅類に近く,腹部はがっしりしていて不均翅類に近い,ちょうど中間的な形をしています.三畳紀(さんじょうき)という今から2億年くらい前の地層から,このなかまの化石が出ることで有名です.
- 均翅亜目(きんしあもく)(均翅類とよぶことにします)
- 不均翅亜目(ふきんしあもく)(不均翅類とよぶことにします)
- ムカシトンボ亜目(むかしとんぼあもく)※1(ムカシトンボ類とよぶことにします)
不均翅類(ふきんしるい)は,ふつうトンボとかヤンマとかいわれるなかまです.前後のはねの形がちがっていて,特に後ばねのつけねの部分が幅広くなり,角ばっています.また腹部は太く全体にがっしりとしています.はねはほとんどの場合,広げて止まります.
ムカシトンボ類(ムカシトンボるい)のトンボは,生きた化石といわれ,世界にたった3種類しかいない,めずらしいなかまです.世界で,日本とヒマラヤ,中国だけにいます.最近中国と同じ種類のものが北朝鮮でも見つかったといわれています.このトンボは,はねが前後とも同じような形をしていて均翅類に近く,腹部はがっしりしていて不均翅類に近い,ちょうど中間的な形をしています.三畳紀(さんじょうき)という今から2億年くらい前の地層から,このなかまの化石が出ることで有名です.