No. 857. ヒヌマイトトンボ調査.2022.7.8.

今日は天気予報では一応兵庫県は晴れマーク(実際は一日中曇り)だったので,この時期に確認しておくべきトンボとして,ミヤマサナエとヒヌマイトトンボ,そしてヤンマの生息地状況を見に行くことにしました.ミヤマサナエは過去の記録地を回りましたが,やはり姿がありませんでした.このトンボ兵庫県では非常に手強い相手で,なかなか姿を見ることができません.ヤンマの生息地は,今年の小雨の影響でしょうか,湿地の水たまりが完全に干上がっており,このままではヤブヤンマは来ないだろうと思われました.今後の雨を期待したいところです.

ということで,結局ヒヌマイトトンボだけを確認に行った感じになりました.ただ,ヒヌマイトトンボは見かけたオスが4,5頭,メスは1頭だけと,個体数が非常に少なかったのが気になります.曇りという天気のせいなのか,年々の個体数変動なのかは分かりません.


▲姿を見せていたヒヌマイトトンボたち.▲

写真に撮った以外の個体としては,ヨシの奥の方を飛んでいたオス1頭だけです.今日見た個体はこれですべてです.

この後,ヒヌマイトトンボの生息地の上流側に当たる水田地帯を歩いてみました.しかし全くトンボの姿がありませんでした.シオカラトンボ1頭,ハグロトンボ1頭すら見つかりません.確かにトンボの端境期ではありますが,その環境から見て,ちょっと首をかしげる状況です.すべて今日の曇りでムシ暑い天気のせいであればいいのですけれど....今日はこれで引き上げることにしましたが,少し後に一帯に夕立のような雨が降ったようです.

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