今日はムスジイトトンボのビデオ撮影に行ってきたのですが,なんと,記録したSDカードがクラッシュ.すべて水の泡となりました.復元ソフトを使うと復活できるかもしれないので,いろいろとネットを調べて,一番安全そうなフリーソフトを使ってみました.なんとかほとんどのファイルが復活しました.
実は同じメーカーのSDカードが以前にもクラッシュして,ついこの間新品交換してもらったのです.なんと,このカードにもムスジイトトンボの潜水産卵という貴重な記録が入っていました.なんか「ムスジイトトンボのビデオ」というのが,呪いになっているみたいです.そのときは復元ということが頭に浮かばなかったので,交換に出してしまいました.もうこのメーカーのSDカードカードは使わない.特に大容量記録のSDカードにトラブルが多いです.32GBぐらいが一番安定しているように思えます.
さて,愚痴はこれくらいにして,ビデオ撮影の後,ムスジイトトンボばかり見ているので,セスジイトトンボを見に行くことにしました.セスジイトトンボはいましたが,クロイトトンボもたくさんいて,なんか,青色メスが輝いていたので,これをしばらく追いかけました.
クロイトトンボはコカナダモが集まっているところで産卵をしていました.コカナダモは外来種ですが,イトトンボの産卵基質としてはとても役立っているように思えます.青色メス以外に,通常の緑型のメスはたくさんいました.
さて,ちょっと寄り道しました.目的のセスジイトトンボもたくさん飛んでいました.多くがタンデムになっていました.メスの胸部の色が,やたら黄緑色のものと,少し橙色が混じっているものとがいました.
セスジイトトンボとムスジイトトンボのメスでは,やはり腹部のコバルト色がある分,ムスジイトトンボの方がエキゾチックです.しかしセスジイトトンボも本当に見るのが難しくなってきました.
さて,ここは川なのですが,驚いたことに,オナガサナエがもう川に戻ってきていました.オナガサナエは,私は8月に見に行くトンボです.結構早くから出てきているんですね.ちょっと意外でした.
オナガサナエとセットのコオニヤンマも4頭ほど見かけました.これから2ヶ月近く活動するトンボたちです.春季種に比べると長いです.
さて,これで観察を終えたのですが,最初のムスジイトトンボの動画撮影の合間に見かけたトンボたちを載せておきます.まずはタイワンウチワヤンマの羽化殻.タイワンウチワヤンマが羽化を始めました.もうトンボの季節も終盤に入った感じがしてしまいます.
それから,新鮮なコフキトンボがそこそこ飛んでいました.羽化殻も付いていたので,まだ羽化が続いているのでしょう.ウチワヤンマもだんだんと数が増え,交尾態が1つ飛びました.産卵はどこか遠いところでやっていたのでしょうね.
今日はポロシャツに汗の染みができるくらい暑かったです.それにしても残念な動画撮影でした.