トンボ観察記
No.545. やっと池がにぎやかに… 2017.5.4, 7.

今年は春が遅い感じです.ゴールデンウィークの最終日になって,やっと,池がにぎやかになりました.5月4日には加東市の方へ出かけたのですが,まだ,フタスジサナエも成熟一歩手前の個体が多く,成熟して元気なのはシオヤトンボだけでした.

0504-001▲フタスジサナエの成熟手前のメス.2017.5.4.撮影.

0504-002▲シオヤトンボの成熟オス.2017.5.4.撮影.

池を移動して小野の定点池に移動しました.トラフトンボはまだ少し早い感じでした.フタスジサナエは産卵にやってきていました.一番数が多かったのはホソミイトトンボ.ゆゆっくりと産卵のビデオ撮影を行いました.

0504-003▲ホソミイトトンボの交尾.2017.5.4.撮影.

0504-004▲ホソミイトトンボの連結植物内産卵.2017.5.4.撮影.

今日5月7日は,定点池にやっとトラフトンボが集中的に産卵にやってくるようになりました.9:30ころから12:30頃まで観察をしましたが,11:00ころを中心に,合計6ペアが池の上を飛んでいました.卵塊を近くで見ることができたのは2個体だけでした.去年ですと4月下旬がこんな感じでしたね.約一週間季節が遅れているようです.

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0507-002▲トラフトンボの卵塊形成.2017.5.7.撮影.

フタスジサナエはまだ,薄い黄緑色で,完全成熟まであと一息です.ゴールデンウィークはこんな感じで,春の始まりを確かめました.来週から本格始動ですね.

0507-003▲メスを待つフタスジサナエのオス.2017.5.7.撮影.