例年通りこの時期に,ヒメサナエとオジロサナエを見に来ています.しかし今年はちょっと状況が違っていました.まず7月11,12日に連続してヒメサナエをねらいに来ましたが,全くと言っていいほどその姿がありませんでした.産卵ポイントにはオスが1回だけ,それも数秒姿を見せただけで,その他の場所にも2頭止まっているのを見つけただけでした.毎年たくさんのヒメサナエがいるのですが,今年はほとんど姿を消したといっても過言ではありません.一方オジロサナエは曇りの11,12日にはオスがいつも通りに見られました.しかし絶好のコンディションの今日は全く姿がありませんでした.どうしたのでしょうか? 台風の大雨のせいか,河床が荒れていました.台風ごときで成虫が消えるとは思えないのですが... ちなみに今日はヒメサナエのメスが目の前を飛ぶのを1回見ただけでした.オジロサナエやヒメサナエのいない上流域は,水の流れ音だけが聞こえる静かな山中でした.帰り際にミルンヤンマの羽化直後の個体を見ました.ちょっとだけほっとした感じです.
ヒメサナエの減少が,生態系における個体数の年変動ならいいのですけどね.
というわけで転進して,ハネビロエゾトンボを見に行きました.オスはいつも通り飛んでいて,安心しました.メスが1頭入ってきましたが,オスに追われて逃げて行ってしまいました.
今日はこれだけ.なんか今年の夏は,トンボとの出会いが少ないような気がします.
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