今日は一日中晴れの予報.気を良くして,兵庫県北部にアカトンボの観察に出かけました.9時半頃に現地に入りましたら,アカネの連結個体が水田の上を一方向に飛んでいく姿が見られました.それが何ペアも続くのです.久しぶりに見た姿で,わくわくしてきました.アキアカネだろうと思うのですが,昔は当たり前のように見た姿が,こんな限られた場所でしか見られないのは,やはり年齢とともに感じる「喪失感」があるからなのでしょうね.このところ,トンボを見に行ってもまったく成果がなく,以前たくさんいたところでも姿がほとんどない状態が続きましたので,今日は元気に観察ができそうです.池につくとキトンボがもはや産卵に来ていました.今日はまずビデオカメラを回すことにしていましたので,数組やってきた産卵を撮影しました.来る早々成果が出るのは今シーズン久しぶりです.
今日の一番の狙いはネキトンボの産卵をビデオに収めることでしたが,ネキトンボはもう盛りが過ぎた感じで,今日は数が少なかったです.
少し場所を移動して湿地へ行ってみますと,そこではノシメトンボが産卵をしていました.ノシメトンボといい,キトンボといい,兵庫県南部では10月下旬に最盛期を迎える感じのトンボたちが,9月下旬に繁殖活動を始めています.今年の秋が早いからでしょうか? そういえば,アキアカネもたくさんもう水田にやってきていますものね.
日陰にはリスアカネがいました.
観察は午前中でほぼ切り上げ,帰宅しました.これからしばらくはアカトンボたちと戯れることになりそうですね.
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