新 トンボ歳時記
No.390. コシボソヤンマの観察 2012.8.21.

今日は時間休を取り少し早い目に職場を出て,夕方産卵するコシボソヤンマを探しに行きました.結果は,産卵するメスは見たものの,先に気づかれ逃げられるという,先日と同じ結果になりました.今年はコシボソヤンマに少し手こずっています.でもオスは飛んでいました.飛んでいるオスは時々姿が見えなくなるのですが,流畔の木に止まっていることが分かりました.ヤブヤンマやネアカヨシヤンマでもそうですが,鉛直方向にぶら下がるというより,やや傾いた状態で止まることがよくあります.鉛直方向にぶら下がるときとやや傾いた止まり方をするときとでは,何か意味の違いがあるのでしょうか.単なる止まる場所の角度によるだけなのでしょうか? 大したことではないかもしれませんが気になります.

いったん飛び立つと,狭い範囲をせわしなく往き来してパトロールします.水面ぎりぎりの所を飛び回っています.

しばらく待ちましたが,メスは見つけられませんでした.代わりにオニヤンマのメスが,岸辺に止まって全く動かなくなっていました.最初ここを通ったときには気づかなかったので,多分少し前に着地したのだと思います.おそらくこのまま息を引き取るのではないかと思います.自然死寸前のオニヤンマでした.

まあ,短時間の寄り道のようなものでしたから,今日はこの辺で帰宅しました.またこの週末にでも再チャレンジします.