さて,定点池を見た後,オオキトンボが12月に入っても生き残っているかどうか,一昨年は果たせなかった観察をしにいくことにしました.
▲池の様子.
池についたとたんオオキトンボのオスが飛び立ち,あっという間に目的達成です.12月に入っても生き残っていることを記録に取ることができました.オオキトンボのオスは2頭見つけることができました.
▲オオキトンボのオスたち.
今日は,生態観察というより,生き残りの種類を多く挙げることが目的です.リスアカネやナニワトンボなど,まず生き残っていないと思われるトンボですが,これらを確認に,市内の池へいきました.
▲9月にナニワトンボがいた池.
池にはナニワトンボがいませんでしたが,周囲を含めて,アキアカネのすがたが結構見られました.記憶にあるだけで6オス2メスの8頭でした.アキアカネは,晩秋にはこのように少しまとまってみることができるようです.大胆な考えですが,早い時期に繁殖活動する個体が温暖化による気温上昇で淘汰され,遅く活動する個体が選択されるといった小進化がこの10年あまりに起きたのではないかと感じられます.
▲アキアカネたち.この時期には珍しく棒の先に止まったオスがいた.
なお,ここでは,マユタテアカネが1頭だけ,生き残っていました.
▲マユタテアカネのオス.
今日の観察で,合計6種類のトンボを確認できました.
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