トンボ歳時記
No.213. 兵庫トンボ研究会調査会 第2回(1). 2010.10.10.

今日は,兵庫トンボ研究会の第2回マダラナニワトンボ調査会でした.マダラナニワトンボはやはり見つかりませんでしたが,アカトンボはたくさんいました.

ファイル 213-1.jpg
▲上から,マイコアカネ,リスアカネ,コノシメトンボ.

朝のうちは曇っていましたが,10時30くらいから日射しが晴れ模様となり,アカネ属のトンボが次々と産卵に池に入ってきました.数が多かったのはやはりコノシメトンボでしたが,今日はマイコアカネもかなりの数いて,産卵も頻繁に行われていました.

ファイル 213-2.jpg
▲上から,オオキトンボ,マユタテアカネ,ナニワトンボ交尾.

今日はオオキトンボの産卵を見たかったのですが,池には次々と入ってくるものの,撮影しやすいところでは産卵してくれませんでした.ナニワトンボは交尾を2組見ましたが,産卵は見逃してしまいました.

ファイル 213-3.jpg
▲ノシメトンボの連結打空産卵.

今日はノシメトンボの産卵もかなり多く,10〜20ペアくらいが産卵するのを見ました.実数はかなり多かったでしょう.

ファイル 213-4.jpg
▲ナツアカネの単独打空産卵.

今年はまだナツアカネの産卵を見ていませんでしたが,ノシメトンボの産卵観察の途中,単独で打空産卵するメスを見つけました.単独産卵は時々見ますが,写真に撮るチャンスは初めてかもしれません.連結時より動きが少ないので撮影はしやすいです.

ファイル 213-5.jpg
▲その他のトンボたち.アオイトトンボ,シオカラトンボ,ハネビロトンボ.

アカネ属では,これ以外にキトンボが2頭ほど見られました.私は見ませんでしたがアキアカネもいたようです.アカネ属は10種類でした.アカネ属以外では,アオイトトンボ,オオヤマトンボ,ウスバキトンボ,アジアイトトンボ,ショウジョウトンボ,そして,ハネビロトンボが迷入していました.ギンヤンマは格別多かったです.これは次のページに別途取り上げました.