トンボ歳時記
No.203. イトトンボ類は少なし. 2010.9.12.

今日も懲りずに,2化目のイトトンボ類を探しに,市内の近くの池を回ってきました.最初に行ったのは昨日と同じ池で,あの小さなコフキトンボをもう一度見たいと寄ってみました.オスは水面を止まらずに飛んでいました.ウチワヤンマも昨日と同じ所に止まっていました.池の状態はアオコが出て最悪です.本当に富栄養化していますね.これでは多くのトンボは望めません.

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▲最初の池での成果.上:ウチワヤンマ,下:アジアイトトンボ.

このアジアイトトンボも小さく,2化目の個体でしょうね.この池での成果は,ウチワヤンマ2頭,タイワンウチワヤンマ1頭,コフキトンボ1頭,ウスバキトンボ数頭,シオカラトンボ1頭でした.

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▲その他に3つほどの池をのぞいてみたが,ほとんどトンボはいなかった.

次に,以前から気になっていた池に寄ってみました(上の写真中段).ここは水落がされていて,樹林も隣接し,ナニワトンボがいそうな雰囲気があります.しかし,実際に入ってみると,水が濁り,富栄養化しているようで,シオカラトンボだけが飛んでいました.リスアカネさえいませんでした.上の写真の一番下の池は,水が比較的きれいでしたが,トンボの姿はゼロでした.どうしてこうもトンボの姿がないのでしょう... 夏のトンボは消耗し,秋のトンボにはまだ暑すぎるからでしょうか.以前から私が感じていたことですが,この時期のトンボのニッチが空いてしまったような気がします.