トンボ歳時記
No.077. ヒメサナエを見た帰りに... 2009.6.27.

あまりに簡単にヒメサナエに出会えたので,帰りにあちこち寄って観察を続けました.

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▲左:グンバイトンボのメス,右:アサヒナカワトンボのメス.

最初は,姫路市にある川の上流域へ出かけてみました.コオニヤンマ,ミヤマカワトンボが飛んでいるくらいでした.ふと見るとイトトンボが飛び出しましたので後を追いかけると,グンバイトンボのメスでした.こんな上流で見つかるとは思いませんでした.そしてまだアサヒナカワトンボが残っていました.

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▲左:池の風景(加東市).右:タイワンドジョウ(カムルチー?).

天気があまりかんばしくないので,帰途につきましたが,帰りに加東市の池によりました.この池は結構トンボの多い池ですが,外来魚のタイワンドジョウが非常に多い池でもあります.トンボとタイワンドジョウは共存することができるようです.いや,むしろ,タイワンドジョウのいる池は,トンボの数が多い気がしています.

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▲チョウトンボの未熟個体.左:オス,右:メス.

トンボの個体数は結構多く,チョウトンボ,コフキトンボ,ショウジョウトンボ,ギンヤンマ,クロイトトンボと,いわゆるこの季節の普通種ばかりでしたが,池はにぎやかでした.

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▲左:池の上手に広がる草地(小野市),右:マユタテアカネのメス.

もう一つの池は,小野市で,昨年最後までキトンボを観察した池です.キトンボが羽化していないかということでしたが,そうは簡単に見つかりませんでした.幼虫もすくってみましたが,マユタテアカネばかりが入りました.羽化直後のマユタテアカネが1頭止まっていました.

天気予報では晴れでしたが,結局曇りがちの一日でした.