054.アオモンイトトンボ   Ischnura senegalensis

アオモンイトトンボ♂
神戸市西区
1997.8.1.
アオモンイトトンボ♀若い個体
神戸市西区
1997.8.1.
アオモンイトトンボ♀成熟
神戸市西区
1997.8.1.
アオモンイトトンボ♀同色型
神戸市西区
1997.7.19

<分類学的位置>
 トンボ目 Order Odonata
 イトトンボ科 Family Coenagrionidae
 アオモンイトトンボ属 Genus Ischnura

<分布> 
 岩手県以南の本州,四国,九州,南西諸島,南北大東島,小笠原諸島などに分布する.北の方ではどちらかというと海岸よりの地域に分布している.海外では,台湾,朝鮮半島,中国,そして東南アジアを経てアフリカに至る,熱帯・亜熱帯地域に広く分布する.

<特記事項>
 ♂は腹部第8節全体が第9節は下半分だけが水色である.♀は多型を示し,赤橙色の胸側に腹部側面が緑色の色彩のもの,胸側が黄褐色で腹部側面が緑褐色の色彩のもの,♂と同様の色彩のものがある.このうち2番目のものはおそらく1番目のものの成熟が進んだ個体だと思われる.ただし1番目の個体が未熟かどうかは疑わしく,この色彩を持った個体が交尾をしていることはある.
 ♀はアジアイトトンボ Ischnura asiatica とよく似ており,同定は慎重に行う必要がある.また本種はマンシュウイトトンボ Ischnura elegans elegans にも似ているが,こちらは北海道を中心に分布しており,分布は重ならない.

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