7月下旬,薮の中にヤンマを探す季節が来ました.あわせてアカネ属たちの夏越しも観察することにしました.というのは,自宅の裏庭にリスアカネが居座るようになったのがきっかけです.200mほど離れたところにリスアカネのいそうな池はありますけど.決して近くではありません.
▲自宅の裏庭に居座り始めたリスアカネ.▲
このリスアカネ,写真の枯れ枝の先端が好きなようですが,止まっているところに陽が当たるようになると移動して,太陽の直射を受けないような行動を示します.見ていて面白いのでしばらく観察を続けようと思っています.
さて,一昨日はヤブヤンマにうまく出会えなかったので,今日はなんとか接近遭遇したいということで2ヶ所へ出かけることにしました.最初の場所で見つけましたが,すぐに飛び去ってしまいました.
▲水たまりに面した木の枝に止まるヤブヤンマのオス.▲
例によって池岸から伸びている細い枝に止まってメスを待っている感じでした.
2つ目の場所ではヤブヤンマは見ず,カトリヤンマがいました.ただこちらも遠くから写真を撮ると飛び立ってしまい,接近はできませんでした.
▲カトリヤンマのメス.まだ尾毛が長い.▲
でもまあ,この時期の薮の中のヤンマに出会うことはできました.アカネ属は,ネキトンボ,コノシメトンボ,ヒメアカネなどが見られました.
▲ネキトンボのオス.▲
▲コノシメトンボのメス.▲
▲ヒメアカネのオス.▲
秋を待つアカネ属も薮の中で夏が過ぎるのを待っていました.外気温は36℃でした.この暑さ本当にどうにかなりませんか.
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今日初登場のトンボたち
No. 55. ヤブヤンマ,オス.
No. 56. カトリヤンマ,メス.
No. 57. ネキトンボ,オス.
No. 58. コノシメトンボ,メス.