No. 947. 日本海側のホソミオツネントンボ.2024.4.7.

今日はお花見をかねて兵庫県の北部へ出かけました.北部の方はすでに満開状態で,一部散り始めています.何故か兵庫県北部の方が南部より春が早いような気がしています.いつも4月中旬以降にホソミオツネントンボを見に行くのですが,少し早いこの時期はどうだろうということで初めて出かけました.

12:00過ぎ,外気温25℃.なんと夏日です.フェーン現象なのでしょうか,南部より気温が高い気がします.ホソミオツネントンボはたくさん池に集まり,繁殖活動を行っていました.南部では昨日初めて見たのですが,この感じでは昨日もたくさん集まっていたように思えますし,出現はもっと早かったかもしれません.北部にはオツネントンボが分布しないので,ホソミオツネントンボが春一番です.ホソミイトトンボはまだ姿を現していませんでした.もちろんシオヤトンボやコサナエの姿もありません.


▲兵庫北部の春一番はホソミオツネントンボだ.▲


▲たくさんのホソミオツネントンボが繁殖活動をしていた.7頭写っている.▲

今年は3月11日を皮切りに,すでに9回観察に来ています(1回は何もいなかったので報告せず).成虫越冬種以外にはなかなか出会えていませんが,今が桜の満開なので,そんなものでしょう.あと1週間もすれば桜が散り始め,花びらが浮かんだ水面でタベサナエなどの羽化が見られるでしょう.昨年は3月が暖かかったので,異常に早く出ていたようですね.


▲産卵するホソミオツネントンボ.▲

メスで褐色のものがいますが,これはこのまま青くならずに生涯を終える個体のようですね.あと,ホソミイトトンボを探しに行かなくては...

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