新 トンボ歳時記
No.473. ミルンヤンマ見ることができず(1) 2014.9.7.

初めて,かなり遅れてアップすることになりました.天候が不順だったのはその通りで,なかなか観察に出かけられなかったのですが,晴れた時にはトンボ観察に行っていました.ただ,ねらいを,源流域のミルンヤンマに絞って,そこでじっと待つ作戦を3回決行したのです.アカトンボにはやや早いし,夏のトンボには遅すぎるといった感じで,狙いをミルンに絞ったのでした.でも結果から言うと,3回ともだめ.ミルンヤンマの産卵に出会うのはなかなか難しいですね.源流域のポイントが絞れないのですね.偶然に見ることはあるのに,狙うとなかなか出会えない.普通種には結構あることです.

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さて,ミルンヤンマは正午頃から産卵を始めるので,朝のうち,ネキトンボを見に行ってきました.ネキトンボはアカトンボの中でも真夏から産卵を始めるトンボです.たくさん産卵していました.またこの池にはオオルリボシヤンマも飛来していました.平地の池ですのに,9月の頭からやってきていました.

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そのほかにギンヤンマも産卵に来ていました.ギンヤンマの繁殖活動は8月下旬から9月中旬までがもっとも頻度が高いように思えます.

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ノシメトンボが,同じ池のほとりに止まっていて,時々「水面上を」パトロールするように飛んでいました.どちらかというと池より池の端の草地が好きなトンボなのですけどね.

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ということで,遅れましたが,一応日付通り分けておくことにしました.