新 トンボ歳時記
No.349. オグマサナエ気温が低くて活動は低調 2012.5.11.

今日は午前中だけ時間があったので,近くのオグマサナエの産地へ出かけてきました.午後から晴れるという予報に期待して出かけたのですが,毛糸を羽織らねば寒いくらいの気温で曇り空では,オグマサナエの活動も停滞気味でした.

着いたのは9:00過ぎでしたが,トンボはほとんど飛ばず,わずか1頭のサナエトンボが飛び立ったのを見ただけでした.あちこちロケハンついでに回って,10:30を過ぎた当たりから空が少し明るくなり,毛糸を着ているのが暑く感じるようになったころ,オグマサナエが水田に降りてきました.

見つかり始めると次々に出てくるもので,活動を始めたくなる気温というものを,ほとんどの個体が同様に感じているのでしょうね.ただ,すべてオスで,メスは姿を現しませんでした.またオスも,出てきたものの,白っぽいコンクリートなどに止まって,体を温めているといった感じでした.とても繁殖活動を始める気はしませんでした.

結局ペタペタ止まっている10頭ほどのオスを見かけただけで,時間切れで引き返しました.