22:00過ぎに,先日6月25日に小野市で採集してきた,マユタテアカネが羽化を始めました.そしてなんと,水没したカメラが「一時的に」復活したのです.一時的というのは,すぐだめになったということですが,...
そこで,水没したカメラが撮影した,十数コマの中から記録を紹介しておきます.私の好きな,腹部を抜く瞬間です.
▲倒垂型の静止期と,突然起きあがった瞬間.
▲腹部を抜こうと力を入れている.
起きあがると,2,30秒かけて腹部を抜き去りました.
▲そしてついに腹部を抜き去りました.
これを書いている現在も羽化は続いています.インターバル撮影の状態にしたまま,今から寝ることにします.
そうそう,復活したカメラ,ストロボの中で光が出て,焦げ臭い匂いがしました.きっと回路の何かが焼けたのでしょうね.そしてファインダーも暗くなりました.プリズムにすすか何かがついたような感じです.もっと乾いてから使ったらよかったかも.でももう今度こそ本当にだめでしょうね.ただオートフォーカスも動きましたので,レンズは生きているかもしれません.このマユタテアカネこそ,本当の断末魔の遺作という感じです.
<その後...>
さて,その後,夜中にもう1頭上がってきて羽化を始めたようです.今度はマユタテアカネのメス.少し支持棒の向こう側に位置したため,写真としてはよくありませんが,肛門水が滴下される瞬間が写っていました.
▲マユタテアカネのメス.肛門水が写っている.
このカメラ,ストロボが弱ってきたのか,色バランスが崩れ始めたような気がします.カメラの方も壊れラッシュかなぁ.
▲今日羽化した2頭のマユタテアカネ.左:オス,右:メス.
後から上がってきたメスがオスを飛ばしたようである.
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