トンボ歳時記
No.239. 幼虫調査その2. 2010.3.13.

今日は4月なみの暖かさということで,幼虫を採りに行ってきました.ホンサナエ,オグマサナエ,クロスジギンヤンマなどをねらいに行きました.

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▲観察地近くの雑木林.まだまだ冬の姿である.

最初には去年ホンサナエのいた川に入りました.しかし川はラン藻類と思われるモロモロが石や砂にはりついていて,富栄養化が感じられました.まったく幼虫は入りませんでした.わずかに,支流が流れ込んでいるところで,オニヤンマとコシボソヤンマの小さいものが採れただけでした.

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▲オニヤンマの幼虫.
 下は飼育中に砂にもぐった状態のもの.こうやって獲物を待っているのだろう.

次に雑木林の奥の方にある池に行きました.ここではクロスジギンヤンマは簡単に採れましたが,それ以外のサナエトンボ類などは網に入りませんでした.

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▲クロスジギンヤンマの幼虫.

あちこちに幼虫を採りに入っていますが,本当に川が汚くなっているようです.特に本流が汚れており,支流にはいるとまだ少しはましなようです.ホンサナエのような本流に生息するような種が減少するのは当然のように感じます.