トンボ歳時記
No.125. 晩秋のトンボの生き残り調査(1). 2009.11.21.

今日は,朝のうち少し晴れたので,近くへ,トンボの生き残り調査に出かけてきました.トンボたちの数は本当に少なくなっていました.ここ数日の寒さが効いているのかもしれません.いたのはオオキトンボだけで,4頭ほど確認できました,

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▲オオキトンボは池の横の日だまりに戯れていた.

オオキトンボは池の横の日だまりに止まっていて,時々池の方に入っていくといった飛び方をしていました.かなり敏感で,なかなか近づくことができませんでした.地面に倒れた枯れ草の上に止まっているので,足音の振動が伝わるのかもすれません.

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▲オオキトンボのオス.腹部も膨らんで成熟を感じさせる.

オオキトンボは成熟から老熟の域に入っているようで,赤銅色の体色をした,貫禄ある個体です.若いときは本当に淡い黄色ですが,老熟すると別の種類のような色になります.

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▲地面に横たわる枯れ草に止まるオオキトンボ.

すぐに曇り始めてきたので,キトンボを見に行く予定を中止し,今日はこれだけにしました.