トンボ歳時記
No.122. カトリヤンマとアキアカネ. 2009.10.31.

今日はカトリヤンマを求めて奈良県まで遠征の予定でしたが,ちょっぴり怪我をして遠くへ行くのがためらわれたので,何度か行っている加東市へ,カトリヤンマ産卵の撮影に再々挑戦することにしました.

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▲観察地の稲刈り後の水田.

午後1:30ころ現地に着いたら,なんと早速産卵しているメスに出会いました.うまくいく時はいつものことながら,こんなものです.

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▲カトリヤンマの産卵.

メスは延べ3頭ほど入ってきましたが,同じ個体か別の個体かは不明です.意外と神経質で,真横のベストショットが撮れませんでしたが,まあ,兵庫県下で長い間追いかけていたカトリの産卵に,カメラを持っている時にやっと出会いました.

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▲上2枚:オスの探雌飛翔?,下:コンクリートの割れ目に産卵するメス.

3回目に入ってきた個体は,ホバリングするもののなかなか産卵しないので,いぶかしく思っていました.よく見るとオスです.メスの産卵しそうなところをホバリングを交えて飛び回り,まるでメスを探しているような行動を示しました.オスは別の水田の上も飛んでおり,まあまあの数を見ることができました.


さて,カトリヤンマが一段落した後,赤トンボを確認に水田の周辺の歩いてみましたところ,リスアカネ,ナツアカネ,マユタテアカネの他に,アキアカネがやってきていました.今年はアキアカネを結構よく見かけます.少し復活してきたのでしょうか?

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▲アカトンボ類.上2枚:アキアカネ.下:ナツアカネ・マユタテアカネ.

明日から寒くなるということで,これからトンボの数も減少期に入ることになるかも知れません....