トンボ歳時記
No.117. タイリクアカネはまだ早かった?. 2009.10.12.

今日は垂水の方までタイリクアカネを観察に行きました.ただ,最近タイリクアカネは数が減ったというのを聞いているのと,時期的にどうか? という心配があったので,朝早く出て,現地には8:30頃着くようにしました.

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▲恋人岬ビオトープは埋め立てられていました.
 噴水池にコノシメトンボが1頭だけ止まっていました.

早速,恋人岬のビオトープを覗こうとしましたが,,なんと工事で池が半分埋め立てられていました.樹木で囲まれて日だまりになる方が埋め立てられていたので,全くトンボはいませんでした.まあ,それでも広場の噴水池にやってくるのもいるので,とりあえず,遊歩道を歩いて,お休み中のトンボを探すことにしました.

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▲上左:柵で囲まれたもう一つのビオトープ.タイリクアカネはここが本命
 上右:緑地内の遊歩道.ここにお休み中のトンボがよく止まっている.
 下:遊歩道端で見つけたアキアカネ.

歩けど歩けどトンボの姿はウスバキトンボだけ.やっと1頭茎の先に止まるトンボを見つけました.なんとこれがアキアカネ.神戸の市街地ではほとんど見ることがなくなったアキアカネが,こんな所にやってきていました.もう神戸では珍品ですから...

結局1周して,約1時間,歩き回った成果は,ウスバキトンボを除けば,アキアカネ1頭とコノシメトンボ1頭だけでした.快晴の秋の日,これではあまりにもったいないので,今日もプランBを実行することにしました.オオキトンボの産地へ転進です.

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▲転進先にいたタイリクアカネ.

ところで,転進先の池でオオキトンボを観察中に,タイリクアカネを見つけました.まだこんな海岸から遠いところにいるのだ,と思わず考えてしまいました.まだ海岸に集結しきっていないのでしょうか?