トンボ歳時記
No.091. 真夏のサナエトンボ探索(1) ミヤマサナエ. 2009.8.8.

今日は兵庫県北部へ,真夏のサナエトンボ探索に出かけてきました.ターゲットはミヤマサナエとナゴヤサナエです.

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▲今日の観察地(1)

9:00過ぎ,まずは以前ミヤマサナエを見つけたところの川に入ってみました.シオカラトンボが水面を行き来していて,そればかりが目につきましたが,よく目をこらすと,ミヤマサナエが混じって飛んでいます.朝のうちは元気で全く止まる気配がありません.しかし10:00前になると,飛んでいる個体が時々目につかなくなりました.これはどこかに止まったに違いないと思い,水際をゆっくりと探してみました.いましたいました,葉の上や,砂地に止まっていました.

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▲上:水面を飛ぶミヤマサナエのオス
 下:時々止まるようになったミヤマサナエのオスたち

そのうち,腹部挙上姿勢を見せ始めましたので,接近できる広角カメラで5cmまで寄って,風景を入れた写真を撮りました.

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▲腹部挙上姿勢をしながら水面を見張るオス

今日はオスを2頭見ました.ひょっとしたらもう1頭いたかもしれません.メスは見ませんでした.多分午後になってから産卵に来るのでしょう.前回も,空が曇ってきたときに産卵に入りましたから....今日は次の目的があるので,一応満足し,この場所を後にしました.


 次にいく前に,本日の外道を紹介しておきます.コヤマトンボのオスと,ハグロトンボの産卵です.

 コヤマトンボは,飛んでいたものを,キロヤマトンボかもしれないと思って採集したものです.軽い脳しんとうを起こしたのか,すぐに飛ばなかったので,写真に撮らせていただきました.

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▲コヤマトンボのオス.結構遅い記録かもしれない.止まらせて撮影.

ハグロトンボの方は帰りに寄ったところで集団産卵していたものです.午後2:30ころのものです.

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▲ハグロトンボの産卵.オス1頭が囲い込んだハーレムのメスたち.