トンボ歳時記
No.069. 兵庫県北部へ...Part.1. 2009.6.6.

ヒメクロサナエやクロサナエを求めて,兵庫県北部方面へ,探索に出かけました.午前中は曇っていましたが午後からは晴.サナエは晴れないと出てこないので,曇っている間に村岡町の方へ出かけて,ヒラサナエとコサナエの様子を観察に行きました.

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▲一枚の葉に止まる3頭のヒラサナエ

ヒラサナエの湿地は,オタカラコウが密に茂り,トンボたちは横の流れの方に出てきていました.前回の観察から一月経ちましたが,数はまだそこそこいました.

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▲ヒラサナエの成熟メス

未熟なときはオスメス入り乱れて群れていますが,さすがに成熟すると,水辺にいるのはオスばかり.メスを探すのには苦労しました.


次いで少し移動してコサナエを観察に....着いたらちょうど空がどんよりしてきて,目撃したのは5頭ほどでした.驚かせると,どんどん樹上や林の方に飛んでいってしまい,ゆっくりと観察できませんでしたが,オスメスともに姿を見ることができました.

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▲コサナエの成熟オス(左)と成熟メス(右)


そうこうしているうちに雲が切れてきました.ヒメクロサナエに行く前に,近くの川の上流部に降りてみました.

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▲川の上流部の観察地(村岡町)

川には,ニホンカワトンボ,ミヤマカワトンボ,そしてダビドサナエがいました.

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▲ダビドサナエ.急に日が照りだして,腹部挙上姿勢をとった.