トップ写真の解説
大陸からの飛来種と考えられているタイリクアキアカネは,2000年くらいまでは毎年秋になるとよく姿を見かけたものでした.最近はたいていがオナガアカネになってしまって,タイリクアキアカネを見ることはなくなってしまいました.1990年代あたりには日本海側でその姿をよく見たものでした.そしてちょうど2000年くらいからは瀬戸内側の方でもときどきその姿が見られるようになりました.下の写真は播磨郡稲美町での2006年の記録です.捕まえてみないとタイリクアキアカネであることが確認できず,捕まえてからの写真撮影となりました.このころ以降からタイリクアキアカネの記録が減ってきたように感じられます.
そんなタイリクアキアカネに,2018年に久しぶりに出会いました.オナガアカネがそこそこの数飛んでいた中に混じって,湿地を飛んでいました.ずいぶん久しぶりでおそらく下の写真以来の出会いであるように思います.オナガアカネに混じっていると慎重に見分けないと見つかりません.
そんなタイリクアキアカネに,2018年に久しぶりに出会いました.オナガアカネがそこそこの数飛んでいた中に混じって,湿地を飛んでいました.ずいぶん久しぶりでおそらく下の写真以来の出会いであるように思います.オナガアカネに混じっていると慎重に見分けないと見つかりません.
オスの静止.2018.10.21.
成虫
大陸では,多数のオス・メスがねぐらでタンデムになり,産卵場所へ移動するといわれています.大陸より,秋に吹き始める季節風に乗って飛来すると考えられています.日本国内では繁殖していないと信じられています.
オスの捕獲写真.2006.11.3.