トップ写真の解説
1990年代では,オナガアカネの方がタイリクアキアカネより珍しい存在でした.しかし最近ではタイリクアキアカネはほとんどその姿を見ることはなく,もっぱら秋の飛来種といえばオナガアカネになりました.さらにスナアカネやイソアカネも各地で発見されています.これは飛来種を探しに行ったとき,ここを最後にしようと立ち寄ったところで見つけたものです.飛来種は,1頭見つかれば労が報いられた気になるから不思議です.
オスの静止.2010.10.17.
成虫
毎年10月ころから,日本海側を中心に,飛来が確認できます.最近はこのオナガアカネもかなり多く見つかっているようで,交尾,産卵まで目撃されています.そして初夏に新鮮な個体が見つかることもあるようです.しかしまだまだ日本に定着しているとは言い難いです.オスはかなりなわばり意識が強く排他的です.メスは連続打泥産卵を行います.
メスの静止.2018.10.25.