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H092.ハッチョウトンボ Nannophya pygmaea
ため池の上手にできた湿地に生息するハッチョウトンボの産卵の記録です.ハッチョウトンボは通常オスがメスの上空を飛んで警護しながら産卵をします.警護の目的は,一般に,交尾メスを他のオスに取られないようにするためという解釈になっています.しかしハッチョウトンボのオスはメスにじっと寄り添うように飛んだり,時々メスに身体を寄せて逃げないように囲い込んでいるような動作をします.また警護オスは,他のオスを警戒をしているというよりは,メスの動きを追うような位置を飛んで,むしろメスを監視しているように見えます.もちろん,他のオスに取られないように警護するという側面は確実にあると思いますが,オスの関心がむしろメスに方に注がれているように思えるのは,私だけでしょうか.全編手持ちカメラによる近接撮影です.