ビデオによる生態紹介
ヒメサナエの産卵観察 −間欠打水産卵−
H047. ヒメサナエ Sinogomphus flavolimbatus 
          ヒメサナエは初夏の小さなサナエトンボです.河川の上流域に見いだされますが,かなり生息地は限局されています.産卵は7月の上旬から下旬を中心に観察できます.9時ころから12時ころにかけてよくやってきます.このころはすでにオスは川面に降りてきており,石の上などに止まってメスを待っています.メスはオスに見つかるのが嫌なのか,石の陰に隠れるように産卵してい(るように見え)ます.時々静止して卵塊を腹端に出します.そしてホバリングし,タイミングを見計らって打水します.1回止まると数回打水します.ホバリング中にも卵塊を出しているかもしれません.産卵時間は短く,1分前後で飛び去ってしまいます.
JW Player ヒメサナエの産卵観察.−間欠打水産卵− 2014.7.6., 2015.7.11-12., 2016.7.10-21. 2'44".