ビデオによる生態紹介
ムカシトンボの産卵と基質植物
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H024. ムカシトンボ Epiophlebia superstes 
 ムカシトンボは生きた化石といわれている.源流域のトンボで,4月に羽化し,ゴールデンウィークあたりには摂食活動が盛んで,5月の中旬ころ繁殖活動の最盛期を迎える.6月には姿を消す.春の日の午前中,オスたちは流れの上で摂食をし,やがて丹念にメスを探し始める.メスを見つけると捕まえて飛び去り交尾する.メスはこっそりと流れに現れ,流れのそばの植物に産卵する.水分の多い柔らかい植物が好きなようで,フキ,ウワバミソウ,ワサビ,ジャゴケをはじめ,様々な植物の葉や茎に産卵を行う.1時間近く産卵を続けた後飛び去る.繁殖期の終わりころのメスは,産卵の疲れからか老熟したからか,産卵後飛べすによく下に落ちる.
動画がうまく動かないときはこちらをどうぞ→ YouTube ムカシトンボの産卵と基質植物.2014.5.18., 2016.5.14-22., 2017.5.14. 9'00".