トップ写真の解説
1日の休みを利用して,長野県までマダラヤンマを見に行くという強行策を実行しました.時期的に少し遅いかと思いましたが,翅が破れかけたオスが数頭,フトイやガマの葉の間に止まっていました.マダラヤンマは懸垂姿勢ではなく,シオカラトンボのように水平に止まります.この日,残念ながらメスに出会うことはありませんでした.昼下がりの日射しを浴びてオスはメスを待っています.
オスの静止.2006.10.9., 長野県.
成虫・幼虫
地元にはいないトンボなので,幼虫の生態については引用するしかありません.かなり以前長野県へ幼虫採集に行ったとき,その成長の早さと同調性に驚いた経験を持っています.おそらく一年一化です.成虫は7月下旬頃に現れ,秋深くまで見られます.卵は,おそらくそのまま越冬し,翌年に孵化して急速に成長,羽化にいたると思われます.
オスの静止.2006.10.9., 長野県.