神戸のトンボ広場の記録

   toranosanta  2017年11月14日(火) 20:56

早速の回答大変ありがとうございました。アキアカネを見たのは11/12、コノシメトンボを見たのは昨日11/13でした。今年は三田市でもう一か所アキアカネを見つけています。いずれの場所も農薬の影響を受けない場所です。もっとこのような場所を探すことが重要とよくわかりました。

神戸のトンボ広場の記録

 種名と縁紋について  toranosanta  2017年11月14日(火) 11:18

写真は三田市で撮影したものですが撮影角度のため種名の判断に迷っています。
アキアカネの♂、でいかがでしょうか。
つぎに縁紋の色ですが、ミヤマアカネの縁紋が白から変わっていく説明部分は読ませていただきましたが、翅の外側と内側(胸に近い方]で色が変わる種はあるのでしょうか。私の撮った写真ではナツアカネの縁紋、内側はたいがい黒ですが別の写真で外側は赤い色の個体もいるような気がするのですが。光の加減だけではないと思うのですがいかがでしょうか。


   toranosanta  2017年11月14日(火) 11:29

これも三田市で撮影したものですが、コノシメトンボの♂であってほしい期待はあるのですが、胸側第1条、第2条が見えません。この角度しか撮れなかったのでご容赦ください。

 写真のトンボ  管理者  2017年11月14日(火) 20:31

ご投稿ありがとうございます.

写真のトンボは,上の方がアキアカネ♂,下の方がコノシメトンボ♂です.ノシメ斑があって胸まで赤いのはコノシメトンボしかいません.上のはやや不安が残りますがアキアカネと判断して間違いないと思います.

縁紋の色ですが,いろいろと変化がある個体はあるようです.ナツアカネは一般的には周辺がうすくはなっていますが,黒っぽい色をしていますね.べたっと一色ではなくグラデーションのようになっている場合もあります.こういった問題については,個体の齢によっても違ってくる可能性もあり,むずかしいですね.いろいろと調べてまず事実を受け入れていくしかありません.そして何か関連性がある他の事象と結びつけばしめたものです.

今年は外へ出られず,アカトンボのほとんど見ていません.もうすぐシーズンも終わりに近づきますね.

それでは.

神戸のトンボ広場の記録

 キトンボ?  umbr  2017年11月1日(水) 22:52

今晩は。大雨で行けなかったトンボ探しに本日(11月1日)行って来ました。場所は大阪府内の公園。やはりアキアカネばかりで、1頭ナツアカネらしきのも見かけたのですが見失いました。その中で全体的に黄色っぽいトンボを発見。ショウジョウトンボ♀かと思ったがアキアカネよりひと回り大きいし、今の時期ショウジョウトンボも居ないはずです。かなり用心深くて近づくとすぐに逃げるので1枚目と2枚目が同じ固体かどうか判りませんが多分キトンボではないでしょうか?

 このトンボはオオキトンボです  管理者  2017年11月3日(金) 7:25

お返事が遅くなってすみません.

オオキトンボは絶滅危惧T類に指定されている,絶滅危惧種です.大阪府内にも南部で生息しているという情報はあります.山本(2014)によると,2013年に和泉市や岸和田市で複数の目撃記録があげられており,さらに過去の目撃記録については,以下のような記述があります.

「1984年に和泉市で..1♂1♀(連結個体)を採集(尾花,1985)して以降,記録が途絶えていた.しかしそれから11年後の1995年に阪南市で2♂(西浦,2006),さらに10年後の2005年に阪南市と岬町で各々1♂(西浦,2007;同2008)そして2011年には岸和田市で1♀が記録された(井上,2012).」

ということです.つまり大阪市内でのオオキトンボの発見は,報告に値するほど稀少なのですね.とてもめずらしい記録だと思います.よく発見されました.これが大阪府の北の方なら,特にめずらしい記録になります.

よい報告をありがとうございました.

それでは失礼します.

<参考文献>
山本哲央,2014.2013年大阪府でのオオキトンボの記録.gracile 74):1-3.

   umbr  2017年11月3日(金) 20:48

どうも有り難うございました。そんなに珍しいトンボでしたか?

すぐ逃げるので何度も時間を空けてねばった甲斐がありました。ただ場所は大阪市ではなく大阪府内です。この日は台風が過ぎてやっと暖かくなり、水浸しだった草叢も歩けるようになってあちこちでアキアカネが縄張りを張っているのを見かけました。このオオキトンボも台風の風に乗ってやってきたのかもしれません。

神戸のトンボ広場の記録

 もしかして残った卵でしょうか  権兵衛  2017年10月13日(金) 20:13

質問です。
9月20日撮影のアキアカネの画像を見ていて気になりました。
産卵弁辺りに白色の物体が付着しているように見えました。
産卵後の残り卵の可能性はありますでしょうか。

別の場所で、9月24日には何組ものアキアカネが産卵していました。
そこでは、8月の末に避暑から戻ってきていました。

添付画像の場所では、アキアカネが姿を現したばかりです。
では、よろしくお願いいたします。

 多分卵でしょう  管理者  2017年10月13日(金) 20:46

産卵しているときにこのような白い卵のようなものがついていることは結構よくあります.アキアカネは打水産卵しますので,このようなことはあまり見たことがありませんが,空中産卵するトンボの場合はときどき見られますね.添付のマダラナニワトンボも卵をくっつけています.

ただ,交尾のあとに,オスの精包がついている場合もあるようです.この場合は植物組織内産卵をする種で見たことがあります.写真は粒のようなものが見えるので卵だと思いますが...

今年はアキアカネが多いのでしょうか.フィールドに出られないので,今年の状況がわからないのが残念です.またいろいろとご報告ください.

それでは.

 アキアカネは多いと思います  権兵衛  2017年10月13日(金) 23:57

ご回答をありがとうございました。
卵の可能性が高いようですね。
打水産卵の後、連結を解いて、自由になったら残っていた卵が出てきたのかも知れませんね。

ところで、今秋もアキアカネは多いと思います。
今の時期、田圃周辺、溜池周辺、ゆるい流れの水路、河川沿い、そして、街中の水路沿いと、何処でもアキアカネだらけです。流水に産卵するとも思えないのですが、巧く工夫しているのではないかと推測しています。機会があったら、その証拠をつかんでみたいものです。

ウスバキトンボに代わって、群れて、餌捕り飛行している姿もよく見ます。
また、杭状の物があれば必ずとまっています。
何処にもピントがあっていないのですが、添付画像のように、ぞろっと並んでとまっている姿をよく見ます。
画像の連中、ゆるい流れの水路とか、水溜りで産卵するようです。
水田が少なくなってきたので、産卵場所も多彩になってきているのではないかと推測しています。

「神戸で激減! 最普通種のアキアカネ - 神戸のトンボ」
www.odonata.jp/04topics/Sympetrum_frequens/
拝読いたしましたが、私の徘徊する地域では、アキアカネは普通に群れ飛ぶ秋の赤とんぼといった感じです。
もっとも、私の場合、蜻蛉を眺め始めてまだ5年なので、1990年代の後半とか、2011年以前の状況は分かりません。

10月8日の散歩では、ゆるい流れの水路とか、草地にはアキアカネとミヤマアカネが群れていました。そんな中、オニヤンマ達が、必死に、低空飛行で雌探しの巡航を続ける姿を見てきました。
明日、明後日は、秋雨前線の影響とかで天気が悪そうで、散歩には出られないかも知れません。

 普通種が普通にいるのが一番ですね  管理者  2017年10月14日(土) 8:05

アキアカネなど,普通の赤とんぼが普通にいる景色が一番ですね.神戸では今から50年くらい前は,田園地帯に行けば,電線に鈴なりになって止まる姿が普通でしたが,1980年代からそういった姿が見られなくなっていきました.今では兵庫県南部でも同様の感じになりつつあります.ミヤマアカネは,ごく一部の地域に残っていますが,各地では1,2頭を見る程度です.

それではまた.

神戸のトンボ広場の記録

 飛来種  Ono tombo  2017年10月13日(金) 15:47

今年は飛来種が多いと聞いたのですが、兵庫でも多いのですか?スナアカネ オナガアカネは、播磨地域ではどのような環境でよくみられるのか、教えてください。

 残念ながら...  管理者  2017年10月13日(金) 20:35

今年は私は事情があってフィールドに出ることができません.なので,飛来種が多いと聞いて,いてもたってもいられないような気持ちですが,残念ながら,観察に出ていませんので状況は不明です.

スナアカネはまだ私は見たことがないのですが,都市の池にもやってくるようです.西宮浜やポートアイランドにも飛来することがあるようです.

オナガアカネは湿地環境,例えば稲刈り後の水田環境で,水が切れていないところなどが典型的ですね.広域的にこのような環境が残っている水田地帯が狙いです.ただ,オナガアカネは瀬戸内側では少ないようです.

よい結果を出せますようお祈りしています.

神戸のトンボ広場の記録

 イトトンボ  umbr  2017年10月12日(木) 18:45

連続投稿失礼します。以前質問しようとして掲示板に挑戦?しましたが、どうしてもエラーが出て書き込めませんでした。

7月初めにキイトトンボ♀を見つけて撮っていると胴体を上下に振り出してとうとう2枚目のような形態になりました。3枚目はアオモンイトトンボの♀だと思うのですが、こちらは上に胴体を振り上げています。この様な動作は何か意味があるのでしょうか? また他の種類のイトトンボでも胴体を胴体を振り回す動作を見ています。

 身体のお掃除...?  管理者  2017年10月12日(木) 18:59

3枚目の写真は,よくある動作で,翅または腹部の掃除をしているのだと思います.イトトンボはよくやっています.前二つについてはよくわかりませんが,多分これもお掃除だと思います.何かが身体に付着したような感覚を持つのかもしれませんね.

正体は,トンボに聞くしかないようです(笑).

すべての行動について解明されているわけではなく,観察を続けられていろいろと調べると面白いと思いますよ.それが昆虫を相手にする楽しみの一つです.世界でまだだれも結論を出していないことを調べることができるんですね.観察を続けてぜひ解明してください.

お答えになっていませんか...

   umbr  2017年10月13日(金) 21:40

どうも有り難うございました。この動作について私なりに検索してみましたが、ほとんど研究されていないようですね。
上の動作に関係あるかどうか判りませんが、たまに胴体が不自然に曲がったり尻尾の先だけが上に曲がって固定されたようなトンボを見かけます。これは交尾した時にとった無理な姿勢の影響なんでしょうか??

写真は「オオアオイトトンボ」と思いますが、胸の模様を見ると「アオイトトンボ」にも見える。 どっちでしょうか??

 オオアオイトトンボです  管理者  2017年10月14日(土) 7:44

これはオオアオイトトンボです.メスはちょっとややこしいですが,胸側の淡色部の形状や色で判断できます.またこれは確実ではありませんが,メスにおいても腹部第10節が白いのは,オオアオイトトンボに多く見られる状況です.

腹部の曲がりは,羽化時に起きた現象です.何が原因かはわかりませんが,ときどき羽化が完全ではなく一部に障がいが残る個体があるようですね.写真のムカシヤンマも腹部が曲がっていますね.

よい観察を続けてください.

   umbr  2017年10月14日(土) 18:43

オオアオイトトンボの同定有難うございます。

今年は早くからアオイトトンボにばかり出会って、撮った写真を見比べているうちに判らなくなってきました。光の具合いや見る角度によって判断が変わってくる事もあるので難しいです。
神戸のトンボ広場の記録

 ??サナエ  umbr  2017年10月4日(水) 22:18

はじめまして、大阪在住のumbrと申します。いつもトンボを撮った時は
こちらのHPを参考にさせてもらっています。

こちらの写真は今年7月30日に撮ったもので場所は大阪市内の公園です。
ここには大型のトンボといえばギンヤンマかウチワヤンマ位しか居ません。
そんな中で偶然停まっていたこの??サナエと思われるトンボを発見。
急いで撮ったものですが、すぐ近くで縄張りを張っていたシオカラトンボ
に襲撃されて逃げてしまいました。10年くらい前によく似たトンボを見た
事があり、トンボに詳しい人に話すと「オオサカサナエ」ではないかと言われましたがコレもそうなんでしょうか?

 オオサカサナエで間違いありません  管理者  2017年10月5日(木) 9:31

ご投稿ありがとうございます.

写真のトンボはオオサカサナエのメスに間違いありません.オオサカサナエは淀川で羽化することが知られています.ですから,お写真の公園が淀川からそれほど遠くなければ,そこから飛来した可能性が高いですね.

類似種のメガネサナエは,写真のように,腹部第7節の黄斑が後方に伸びています.貴兄の写真ではそれは伸びていませんね(貴兄の写真に矢印を入れました).また各腹節の黄色の環状斑も途中で細く途切れずに完全な環状(指輪状)になっています.メガネサナエでは一部が極端に細くなっていたり若干途切れたりしています.もう一つの類似種のナゴヤサナエは近辺では発見されていません.

それではまたよい情報をお待ちしています.

   umbr  2017年10月5日(木) 22:10

早速の詳しい解説有難うございます。メガネサナエの♀かとも思いましたが
なるほど納得できました。

この公園は淀川から直線距離にして○`強で、そのあたりの川は○`程下流の毛馬の閘門でせき止められて汽水が入ってこない場所です。それも関係があるのかもしれません。

   umbr  2017年10月7日(土) 19:01

↑の最も近い淀川河川敷に行って来ました。ここは○ワンドと呼ばれなかなか見た目はよさそうです。しかし釣り人や網を持った人が多くてナンだかなー、と言う感じ。
ブラックバスの有名な釣り場らしい。イタセンパラを保護観察しているという看板があったがどういうこっちゃ??ワンドを何箇所か区分けしたりしているが監視員らしき人も居ないし・・・

 淀川ワンド...  管理者  2017年10月8日(日) 5:50

昔は淀川ワンドといえば,たくさんのトンボがいたところで有名です.オオサカサナエもそこから来たのかもしれませんね.シーズンは終わりましたので,また来年,7-8月にでも,羽化の調査をしてみてください.私は行ったことはありませんが,見つかるかもしれませんよ.

   umbr  2017年10月8日(日) 23:03

有難うございます。この日は小雨の降るあいにくの天気で詳しく探索できませんでした。天気の良い日にもう一度行ってみたいと思います。

神戸のトンボ広場の記録

 お返事が可能になりました  管理者  2017年10月1日(日) 10:35

掲示板については,事情が好転し,お返事が可能になりました.またみなさんのご投稿をお待ちしております.

神戸のトンボ広場の記録

 掲示板はしばらくお休みします.  管理者  2017年8月26日(土) 13:01

 トップページでもお知らせしたように,掲示板はしばらくお休みします.当方の都合により,ご投稿いただいても,しばらくお返事ができない状況になるからです.申し訳ありませんがよろしくお願いします.
 なお,過去ログは,アーカイヴ https://www.odonata.jp/bbs_archives/ に収めています.

神戸のトンボ広場の記録

 掲示板ソフトを変更しました  管理者  2017年8月26日(土) 12:42

 以前使用していた掲示板は,サーバに付属していたCGIソフトを使っていました.でもこれはやたらに認証エラーが出るので使いづらかったものでした.そこで,インターネットからもう少し使い勝手のよい,見た目もキレイな掲示板ソフトということで,CGI-design サイトから,無料のソフトをダウンロードして設置してみました.ただ,画像認証ができないので,セキュリティ向上のため掲示板サイトに入るのにパスワードをもうけました.お手数をおかけしますが,よろしくお願いします.
 画像も4枚までアップできます.ただしサムネイル形式にての表示になりますので,サムネイルをクリックして拡大表示してください.画像のサイズに制限はありませんが,ファイルサイズに上限があります.この記事の返信欄をご覧ください.
 みなさんのご投稿をお待ちしています.

 親記事に対する返信も可能です  管理者  2017年8月26日(土) 12:43

 このように,親記事に対する返信も可能になっています.掲示板の中でみなさま方どうしのコミュニケーションを図ることも可能ですね.
 写真のトンボは,いずれも夏のヤンマたち.左から,コシボソヤンマ,ネアカヨシヤンマ,マルタンヤンマ,ヤブヤンマです.
 なお,投稿に関する決まりは以下のようになっています.

・画像は「参照」をクリックして画像ファイルを入力します。
 アップロード可能な画像のファイル形式:JPG、GIF、PNG
 最大ファイルサイズ:合計400 KB
・内容欄に記載したURL(http://)は自動的にリンクされます。
 但し、リンク数を制限していますので、URLの数は4個以下にして下さい。
・「名前」「題名」「内容」に禁止語が含まれていると投稿できません。
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 な又は全角カタカナを1文字以上入れて下さい。
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 的に入力されます。
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<以上,CGI-designサイトより引用>