<分類学的位置>
トンボ目 Order Odonata
ヤンマ科 Family Aeshnidae
ギンヤンマ属 Genus Anax
<分布>
南西諸島,南北大東島,小笠原諸島,硫黄島など,南方の島々に広く分布している.本土の北海道・本州・四国・九州などで時々採集されるが,これらはすべて南方からの飛来個体であると考えられている.北限として,どの地域まで越冬できて定着しているかは判断が難しいが,筆者は沖縄本島で早春に成長した幼虫を採ったことがあり,その他の記録を見ても,おそらく南西諸島では定着しているのではないかと思われる.硫黄島の記録は一時的な出現であったらしい(杉村他,1999).海外では,朝鮮半島,中国南部から東南アジア,インド,アフガニスタン,台湾,フィリピンからオーストラリアに至るまでのオセアニアなど,広い範囲に分布している.
<特記事項>
ギンヤンマ Anax parthenope julius に似ているが,腹部の斑紋が違うこと,♂の腹部の水色がより濃い青色をしていて後翅に丸い褐色斑が見られることなどで区別できる.リュウキュウギンヤンマ Anax panybeus とは,頭部前額の斑紋がリュウキュウギンヤンマではT字型をしているのに対し,オオギンヤンマでは黒条そのものが見られないことで区別できる.ギンヤンマとも黒条の有無で区別可能である.
トンボ目 Order Odonata
ヤンマ科 Family Aeshnidae
ギンヤンマ属 Genus Anax
<分布>
南西諸島,南北大東島,小笠原諸島,硫黄島など,南方の島々に広く分布している.本土の北海道・本州・四国・九州などで時々採集されるが,これらはすべて南方からの飛来個体であると考えられている.北限として,どの地域まで越冬できて定着しているかは判断が難しいが,筆者は沖縄本島で早春に成長した幼虫を採ったことがあり,その他の記録を見ても,おそらく南西諸島では定着しているのではないかと思われる.硫黄島の記録は一時的な出現であったらしい(杉村他,1999).海外では,朝鮮半島,中国南部から東南アジア,インド,アフガニスタン,台湾,フィリピンからオーストラリアに至るまでのオセアニアなど,広い範囲に分布している.
<特記事項>
ギンヤンマ Anax parthenope julius に似ているが,腹部の斑紋が違うこと,♂の腹部の水色がより濃い青色をしていて後翅に丸い褐色斑が見られることなどで区別できる.リュウキュウギンヤンマ Anax panybeus とは,頭部前額の斑紋がリュウキュウギンヤンマではT字型をしているのに対し,オオギンヤンマでは黒条そのものが見られないことで区別できる.ギンヤンマとも黒条の有無で区別可能である.