No. 1047. オオキトンボが活動していた.2025.10.9.

今日はナニワトンボの産卵を見に行こうと思いました.必ず見られるという場所へは,毎年にように出かけているので,今年は別の場所へ行ってみました.ナニワトンボはたくさんいました.


▲ナニワトンボのオス.10頭以上はいた.▲

オオキトンボも姿を見せていて,あちこちで止まったり飛んだりしていました.


▲オオキトンボのオス.▲

待っている間にオオキトンボが産卵に来ました.合計3ペア見ましたが,うち2ペアは遠くで写真が撮れませんでした.1ペアだけ割合近くで産卵をしてくれました.


▲ちょうど岸からは逆光になる位置であった.▲


▲水面をなでるような連結打水産卵.▲

この時期,まだチョウトンボやショウジョウトンボが飛んでいました.シオカラトンボはまだいる時期ですね.アカトンボが盛りです.この3日間曇や雨の予報でしたがずっと晴れ.晴れが三日続くと,とのジンクスでしょうか,ナニワトンボは産卵の気配すらありませんでした.

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No. 1046. ミヤマアカネを見に行った.2025.10.8.

ミヤマアカネはまだ生き残っているかを調べに行きました.結果は川沿いのセンサスで♂1頭だけという惨状でした.もっとも,昨年も同じように1頭だけでしたが,川に下りて草むらをたたくと,10頭程度の数は見られたので,今年も多分同じでしょうね.それにしても,近いうちに絶滅するのではないかと,そんな予感がします.


▲たった1頭のミヤマアカネのオス.▲

他には,ハグロトンボが4頭ほど,マユタテアカネが2頭でした.


▲マユタテアカネのオス.▲

なんかあちこちからトンボが消えますね.

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No. 1045. マイコアカネの観察.2025.10.1.

ようやく10月になり,気温も30℃を下回るようになりました.そろそろアカトンボも本格的に活動しているはずです.しばらくの間,暑さに負けて野外へ出ていませんでした.この秋に県下に棲息する一通りのアカトンボに出会いたくなって,今日久しぶりに本格的に調査を行いました.ねらいは,ナニワトンボとマイコアカネです.

マイコアカネのいる池から調査を始めました.しかし今年この池は水位が低くなっていて,マイコアカネが活動する岸近くの浅いところに水がなく,全くマイコアカネは見つかりませんでした.そこで,第二の池へ出向きました.そこにはマイコアカネがいました.


▲マイコアカネのオスとメス.メスは翅の付け根がオレンジ色である.▲

一つ目の池をていねいに回ったため,時刻はもう11:30でした.しかしこれがちょうどよかったようで,湿地状の場所で産卵を初めてくれました.マイコアカネの産卵を見るのは久しぶりです.


▲打泥の瞬間を採ることに注力したら,1枚意図した写真が撮れた.▲

産卵するペアの数は,多いときには5ペアほどいました.こういった集団的な産卵もずいぶん久しぶりに見ました.


▲2ペアがすれ違うように産卵.▲

▲マイコアカネは上下の動きが大きいので,写真は結構難しい.▲

次はナニワトンボです.ただマイコアカネの産卵に出会ったため,時間が過ぎてしまいました.こちらは産卵を見るのは無理でしょうね.案の定,次の池に着いたとき,ナニワトンボは,オスが池岸で,飛んだり止まったりしているだけでした.


▲ナニワトンボのオスたち.まあ居ることは分かった.▲

これで今日は目的を果たしたことになります.では他のトンボたちを紹介しておきましょう.まずはオオキトンボ.最初の池で3頭見かけました.止まっている個体もいましたが,とても神経質で,すぐに池面を飛び回りました.オオキトンボは3つ目の池にも居ました.ただどちらもやっと出始めたという感じでした.


▲最初の池のオオキトンボのオス.まだ若い色をしている.▲


▲まだ明るい黄色をしている.若い♂である.▲

次はナツアカネ.二つ目の池で見つけました.


▲ナツアカネのオス.▲

アオイトトンボ属3種に出会いました.今が活動の中心は,アオイトトンボです.オオアオイトトンボは下草の笹の中に隠れていました.コバネアオイトトンボは草原を飛んでいました.後二者はまだ出番を待っているような印象でした.


▲今が盛りのアオイトトンボの産卵.▲


▲オオアオイトトンボは,まだ薄暗い林の中の下草に隠れるようにして過ごしている.▲


▲コバネアオイトトンボは,明るい草原で出番を待っている感じだ.▲

秋のトンボが出始めています.そんな中,シオカラトンボがアオイトトンボを食って,頭だけがポロリ.ホラー映像のようです.


▲アオイトトンボを食ったシオカラトンボのメス.▲

と言うことで今日はおしまいですが,小径を歩いているときにマムシに遭遇しました.下を見ていなければ踏んでいたかもしれなくて,ちょっとぞっとしました.立派な個体でとぐろを巻いていました.今日のゲストです.


▲マムシ君.とぐろを巻いているのに出会うことは少ない.▲

ということで,オオキトンボも出始めました..調査に頑張ることとしましょう.

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No. 1044. ベニトンボが2頭いた.2025.9.30.

今日は午前中晴れていたので,近くの公園へアカトンボを見に行きました.最初の公園ではマユタテアカネしかいませんでした.産卵をしている個体は見ました.ただ,やたらに敏感で,写真は没でした.

二つ目の公園でも,マユタテアカネがいました.日陰にはメスが集まっていました.


▲池から少し離れた日陰に,マユタテアカネのメスが集まっていた.▲

オスは見当たらなかったのですが,池の近くの木陰に止まっていました.


▲池近くの木陰に止まっているマユタテアカネのオス.▲

これ以外には目立ったトンボがいませんでしたが,ベニトンボが2頭,池の畔に止まっていました.ベニトンボは最近掲示板などへも報告が上がっています.今日は同じ池で複数見たので,いよいよ数が増えてきな,と感じました.


▲最初に見つけたベニトンボのオス.▲

このオスを見つけたので,まだいるかもしれないと思い,探してみますと2頭目が見つかったということです.


▲翅が破れているので,別の個体であることが分かる.▲

近いうちにふつうに見られるようになってくるのではないかと予感させます.本当に今はトンボが少ない感じです.コノシメトンボが産卵していました.またリスアカネが池横の草地で産卵していました,


▲池横の草地で連結打空産卵するリスアカネ.▲


▲産卵するリスアカネ.▲

まだ移動性のアカトンボが見られません,わずかにコノシメトンボが来ていただけです.あと少ししたらキトンボやオオキトンボやアキアカネなどがやって来るでしょう.まだ秋はちょっとだけ先みたいです.

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No. 1043. ベニイトトンボは残っているか.2025.9.21.

先日ベニイトトンボがたくさん活動しているのを見たので,今日はその生き残りを調べに行きました.9月下旬という時期は,兵庫県ではまだ記録がなかったと思います.そこでいわゆる没姿記録更新をねらってみるということです.


▲ベニイトトンボがいた.▲

たった1頭ですが,ベニイトトンボがいました.これで目的達成です.

アカトンボはまだマユタテアカネとリスアカネでしたが,この場所は他のトンボがいないので,別の場所へそろそろ出かける時期が来たかもしれませんね.


▲マユタテアカネのオス.日陰で過ごしていたが,もう十分成熟している.▲


▲リスアカネの産卵.途中から単独産卵となった.▲

あとアジアイトトンボがいました.この場所では初めてではないかな?


▲アジアイトトンボのメス.

そろそろ秋の陣スタートしたいですが,...

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