今日は兵庫県は北から南まで晴れ.兵庫北部へ春のトンボの出現状況を見に行きました.最初に見に行ったのはホンサナエです.今年の状況はどうでしょうか.現地に入ると,オスが4頭ほど飛び回り,追いかけ合いをしていました.まだ出始めという感じで,あと数日で最盛期に入りそうです.
▲ホンサナエのオス.まだわかそうな感じがする.▲
▲これは少し離れたより上流部で見つけたホンサナエのオスである.▲
ホンサナエが確認できたので移動しました.そこでまず最初に出会ったのがクロスジギンヤンマ.メスで産卵をしているところに出くわしました.
▲流れがよどんだ小さな水たまりで産卵するクロスジギンヤンマ.▲
クロスジギンヤンマは,前回来たときにも姿を見ました.もう翅が破れており,結構活動を重ねたメスのようです.
続いて移動しました.途中の湿地ではシオヤトンボが活動していました.前回より少し数が減ったように思います.池ではトラフトンボ,ヨツボシトンボ,コサナエ,オオイトトンボ,ホソミオツネントンボ,シオカラトンボなどが活動をしていました.
▲シオヤトンボのオス.十分成熟した壮年期といった感じ.▲
▲湿地の横の草原には未熟なハラビロトンボがいた.▲
▲ムカシヤンマも飛び出した.未熟なメスである.▲
▲池ではコサナエが産卵していた.珍しく飛び散る卵が写っている.▲
▲シオカラトンボがオスの警護なしで単独産卵していた.▲
▲オオイトトンボが成熟し,繁殖活動を始めていた.▲
▲ホソミオツネントンボはまだたくさん繁殖活動をしていた.今が最盛期!▲
▲ホソミイトトンボの交尾.今年はホソミイトトンボをほとんど見ない.▲
池から流れの方に移動しました.流れではニホンカワトンボが繁殖活動の最盛期を迎えており,もうあちこちで闘争を繰り広げていました.ちょうどお昼頃だったので,産卵も始まっていました.
▲2頭のメスをなわばりで産卵させているオス.▲
▲ニホンカワトンボは産卵基質として朽ち木が好きだが,水草に産卵している.▲
今日はこれ以外には,クロイトトンボ,ヤマサナエ,アサヒナカワトンボがいて,13種と出会いました.春のトンボたちは順調に出てきているようです.
最後にダビドサナエを探しに行きましたが空振りでした.最近本当にダビドサナエの姿を見なくなりました.昔はちょっと川の上流に入ると止まっていたものでしたが...一度本気で探しに行きたいと思います.