トップ写真の解説
ナゴヤサナエは,かなり幅の広い大河川から,細い溝川まで,幅広く生息しています.この場所は,いわゆる中小河川というところで,川幅は10mくらいです.もうナゴヤサナエのシーズンも終わりに近くなっています.オスたちはメスを待って,流れの上を飛行していましたが,時々このように岸辺の草に止まります.メスはもうほとんどいないのか,間違ってオナガサナエのメスを水面にたたき落として捕まえようとしたオスもいました(下の写真).
岸辺の葉に止まるオス.2013.9.21.
成虫・幼虫
7月ころから成虫が飛び始め,9月に入るまで飛んでいます.幼虫や羽化殻は成虫と同じ場所や,やや下流で見つかります.兵庫県における生活史は不明ですが,一度飼育した経験によると,幼虫の成長は思いのほか速いです.
間違ってオナガサナエのメスにタンデムを挑もうとするオス.2013.9.21.