続 トンボ歳時記
No.617. 夏を越すミルンヤンマ.2018.7.26.

夏の暑いときは日陰のトンボ探しがいちばんです.夏を越しているミルンヤンマを探しに行きました.いるところにはいるもので,昨日の黄昏飛翔の何も飛ばないのとはまったく違いました.

▲薄暗い林の中で,太い幹に止まっているミルンヤンマのオス.

▲ほとんど木の根元あたりに止まるミルンヤンマ.

▲こちらはすごく細い木の枝に止まるミルンヤンマ.

▲やや高いところに止まっているミルンヤンマ.

小さいころ山登りが好きで,夏休みに裏山の山道を走っていたとき,林の中からミルンヤンマがよく飛び出したものでした.小さな流れのある近くの林に止まっているのです.最近はもうその場所ではほとんどミルンヤンマを見ることはなくなりました.

見つかったのはオスが圧倒的で,メスは1頭しか見つかりませんでした.メスは腹部がまだぺちゃんこでこれから餌をしっかりと食べて卵巣を成熟させていくのでしょう.

▲メスはなかなか神経質で,追いかけ回してやっと落ち着いたところを撮影できた.

▲葉に止まっているが,私が追いかけ回したので,こんなところにも止まったのだ.

ほとんどの個体はまだ複眼が緑色で水色が差しているのがいませんでしたが,1頭だけ水色になり始めている個体がいました.これを顔シリーズにして,今日はおしまい.

▲いつもながら,緑と水色のツートンカラーの複眼がミルンヤンマのトレードマークである.

そうそう,ゲストのクロアゲハを載せておきます.

▲クロアゲハが林の中で休んでいた.チョウも暑いのかな.