新 トンボ歳時記
No388. ミヤマサナエの探索 2012.8.18.

今日は,なかなか兵庫県で成熟成虫の姿を見ることができないミヤマサナエを探しに兵庫県西部の川へ行ってみました.が,結果は空振り.一筋縄ではいかない相手です.まず最初は下流の方に行ってみました.

最初の観察地の川岸にある散策路を歩きながらトンボの姿を探してみました.いたのはどういうわけか止水性の種ばかり.

アカネ属やシオカラトンボ属のトンボたちがいて,流水性の種は,コオニヤンマとハグロトンボだけでした.アカネ属の中にはミヤマアカネのメスが1頭だけいて,これも河川の下流域ではあまり見かけませんね.

ヤブヤンマも飛ぶ始末で,この川の近くかどこかにこういった種の生息地があるように思えます.

この後,この川の中流・上流の方にも行ったりして,何カ所か行ってみましたが,結局河川性のトンボではハグロトンボが飛ぶばかりというところです.ウスバキトンボやシオカラトンボはどこにでもいましたけどね.いやはや今日は疲れた半日でした.こんな日もありますね.