新 トンボ歳時記
No.378. 近くの林でトンボ観察 2012.7.25.

今日は休みを取って近くにトンボ観察に出かけました.林内にいる,カトリヤンマ,ヤブヤンマなどを,散歩がてらに探そうというわけです.あまり成果を期待せず(成果を期待しすぎるとストレスがたまります),夏のひとときを過ごそうという感じです.

現地に着いたら,アオヤンマが飛んでいました.オスばかりのようでしたが,5,6頭はいます.以前にアオヤンマを探しに来たときにはあまり数は飛ばなかったのに,今日は比較的多いので,ちょっと驚きました.そろそろアオヤンマの季節も終わりが近づいているんですけどね.アオヤンマは動きが不規則なのでなかなか写真に撮りにくい相手ですが,今日は1頭が木の枝に止まってくれました.

産卵も期待しましたが,残念ながらメスの姿を見ることはありませんでした.さて,次はヤブヤンマです.この春に幼虫が採れた林縁にある小さな湿地状の池で待つことにしました.

現地に着くと,エゾトンボがなわばり飛翔をしていました.ホバリングをして少しの時間空中で停止しますので,低速シャッター・低感度・オートフォーカスで写真を撮ってみました.これは去年ハネビロエゾトンボで試してうまくいった方法です.暗いところをホバリングして飛ぶトンボにしか適用できません.結果は上々で,ピントのシャープさはマニュアルとは比べものになりません.またFP発光ではないので,翅の動きが止まります.

ほどなくこのエゾトンボはいなくなりました.ヤブヤンマは合計3回池を訪れました.いずれもメスで,最初の個体を除いて,産卵したそうな気配がありましたが,ちょっと産卵ポーズを取っただけで,結局産卵を観察することができませんでした.待っている間に,羽化殻がついているのに気づき,採集してみると,マルタンヤンマでした.マルタンヤンマがここに産卵に来ていたようです.羽化殻は全部で5個発見しました.

マルタンヤンマは,兵庫県下では,なかなか固定した産卵場所を見つけることができないでいるトンボです.ここも,それほど期待はできませんが,ヤブヤンマとセットで粘ってみる価値があるかもしれませんね.この池ではクロイトトンボとモノサシトンボが産卵活動をしていました.また両種は羽化もしていました.クロイトトンボは,翅が根元から伸びる直立型のタイプで,水平な位置でも羽化ができます.

ということで,今日は,ヤブヤンマの産卵の記録だけ取ることができませんでした.短時間でしたが,アオヤンマの静止写真が撮れたのが成果でした.