トンボ歳時記
No.170. 近場まわり(2). 2010.7.4.

今日は突然晴れてきたので,とるものもとりあえず,近場へトンボを見に行ってきました.普通種をゆっくりと見てみようという感じで,気負いなく出かけることにしました.

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▲観察池とそこにいたテネラルなコフキトンボ.

神戸市内の近くの池ではコフキトンボがいました.風がやや強かったので,未熟なメスが草に潜り込んで止まっていました.でもあまりトンボはいなくて,アジアイトトンボが交尾態を含めて数頭,アオモンイトトンボが1頭,セスジイトトンボが2頭,後ウチワヤンマとシオカラトンボがそれぞれ1,2頭と,閑散とした感じでした.

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▲上からアジアイトトンボ交尾,アオモンイトトンボオス,セスジイトトンボメス.

晴れ間が見えるので,次にハッチョウトンボを見に行くことにしました.これは次のブログのページにまとめています.


その後で昼食をとり,モートンイトトンボの産卵を当て込んで加東市の湿地へ出かけました.

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▲モートンイトトンボを探した流れ.雨が降ったせいか水がたくさん流れていた.

産卵は見られませんでしたが,モートンイトトンボは飛び回っていました.雨がたくさん降りましたので,湿地には水が豊富にあり,流れができていました.モートンイトトンボはそこで活動していました.

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▲モートンイトトンボ.上左:未熟メス,上右:成熟メス,下:オスとメス.

最後にキイロサナエを見に篠山市まで移動しました.でも現地は晴れた形跡がなく,ぽつぽつ雨も降ってきて,今日の晴れ間は南部だけのようでした.ということで,今日はこれで切り上げました.