うか(やごがかえる)
■うか

 ヤゴからおやのトンボがでてくることを、うかといいます。トンボのうかには、2とおりのかたちがあります。ひとつは、とうすいがたといわれ、でてくるときに、うしろにのけぞるようにします。もうひとつは、ちょくりつがたといわれ、でてくるときに、まっすぐとたちあがります。

2とおりのうか

しゃしんをみてわかるように、とうすいがたのうかでは、なにかにつかまって、ぶらさがるひつようがあります。あとでべんきょうしますが、これがプールのトンボのうんめいをきめています。うかしたてのトンボは、ぜんたいがしろっぽく、せいじゅくしたおやとちがっています。

うかしたてのハグロトンボとせいじゅくしたハグロトンボ

 トンボのうかシーズンは、はるからなつのはじめにかけてです。きせつがすすんで、あつくなってくると、よるにうかすることがおおくなります。うかしたあとには、ぬけがらがのこります。このぬけがらをうかかくといいます。トンボのぬけがらは、いくらとっても、トンボをころすことになりません。ですから、とてもしぜんにやさしい、トンボけんきゅうのほうほうです。

ウチワヤンマのぬけがら

■うかのかんさつ

 そうしゅんは、うかのラッシュです。4がつのおわりころ、みずべへでかけていくと、たくさんのトンボのうかに、であうことができます。あるものは、いけのきしべで、うかをしています。あるものは、みずくさにつかまって、うかをしています。かんさつするときは、ふみつぶさないようにしましょう。またおどろかせると、まだじゅうぶんとべないのに、むりしてとんで、しんでしまうことがあります。

フタスジサナエのうか
トラフトンボのうか

 とんぼにとって、うかしているときが、いっしょうのうちで、いちばんきけんなときです。カエルにたべられたり、とりにたべられたり、アリにおそわれたりします。

アリにおそわれたオジロサナエ

■うかのじゅんじょ

 さいごに、うかのじゅんじょを、おみせします。さいしょは、クロスジギンヤンマの、とうすいがたのうかです。

クロスジギンヤンマのうか
せなかがわれて、おやがかおをだすまで。
クロスジギンヤンマのうか
のけぞって、しばらくやすんでから、はらをぬきます。
クロスジギンヤンマのうか
はねがのびて、はらものびて、そしてはねがひらきます。
 つぎは、ちょくりつがたのうかです。このトンボは、ヤマサナエといって、はるに、かわのきしべでうかします。かんさつのときは、くれぐれも、ふみつぶさないようにしましょう。

ヤマサナエのうか
きしべにあがって、おやがかおをだすまで。.
ヤマサナエのうか
まっすぐにたちあがって、しばらくやすんでから、はらをぬきます。
ヤマサナエのうか
はねがのびて、はらものびて、そしてはねがひらきます。

<このページの漢字>
 1.うか:羽化
 2.とうすいがた:倒垂型
 3.ちょくりつがた:直立型
 4.うかかく:羽化殻

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