せいちゅうのじだい
■みじゅくなせいちゅう

 おやのトンボのことを、せいちゅうといいます。うかして、せいちゅうになったトンボは、しばらくは、みじゅくなじきをすごします。みじゅくなじきは、おもに、エサをとってすごします。まだ、こうびしたり、たまごをうんだりできません。

 みじゅくなトンボは、せいじゅくしたトンボと、いろがちがうことがあります。みじゅくなトンボは、きいろっぽいいろをしていることがおおいです。そして、せいじゅくすると、みちがえるようないろになります。

マユタテアカネのみじゅくきとせいじゅくき

トンボは、みじゅくなじきには、あまりみずべでは、みられません。みずべからはなれた、はやしのなかや、くさむらでせいかつしています。なかには、アキアカネのように、なんじゅっキロもいどうして、たかいやまにのぼるものもあります。アキアカネは、なつのはじめにうかし、あついなつを、すずしいやまのなかで、すごしているとかんがえられています。そしてあきになると、へいちにおりてきて、たまごをうみます。

うかしたアキアカネと、こうざんですごすアキアカネ

■はんしょくのかつどう

 せいじゅくしたトンボは、みずべにかえってきます。そして、オスメスがであい、こうびして、たまごをうみます。オスは、あさからみずべで、メスをまっていて、めすがたまごをうみにやってきたら、つかまえて、こうびします。ですから、ふつうみずべでみられるトンボは、オスがほとんどです。メスは、たまごをうむときにだけ、みずべにやってきます。

みずべでまつオスと、くさむらですごすメス
みずべでこうびする、ウチワヤンマ

 こうびがおわったら、すぐにさんらんをはじめるトンボがおおいです。でも、こうびしてから、しばらくして、ひっそりとさんらんにくるメスもいます。ヤンマのなかまには、そういったタイプがおおいです。

オオルリボシヤンマのさんらん

■ろうじゅくじだい

 トンボも、としをとると、もうはんしょくかつどうをしなくなります。そういうじきを、ろうじゅくといいます。ろうじゅくしたトンボは、はねもやぶれ、いろもくすんで、つかれたかんじがしますが、でも、いっしょうけんめいにいきた、ほこりもかんじられます。そして、じゅみょうがきてしぜんにしんでいきます。

ろうじゅくしたチョウトンボ
しぜんにしんだコフキトンボ

 しかし、じゅみょうがつきるまで、いきるとんぼはごくわずかで、ほとんどは、ほかのいきものにつかまって、しんでいきます。

くもにつかまった、コシアキトンボ

 こうやって、しらないあいだに、そのトンボのきせつはおわっていきます。

<このページの漢字>
 1.せいちゅう:成虫
 2.みじゅく:未熟
 3.せいじゅく:成熟
 4.ろうじゅく:老熟

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