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 K059.キイロヤマトンボ Macromia daimoji 
 ▲神戸市産写真記録なし./神戸市RDB:


各区の記録状況 (●:2005年以降の記録,○:2004年以前の記録,×:公表記録なし)
北区 西区 垂水区 須磨区 長田区 兵庫区 中央区 灘区 東灘区
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 神戸市ではたった3例しか記録のないトンボです.いずれも北区です.一つは1992年6月28日にメスの成虫が採集されています.

 本種は河川の中流域に住み,特に水のきれいな砂底の清流を好みます.幼虫は砂底にもぐっています.神戸市には,砂が豊かにたい積するような幅広い河川の中流環境はほとんどありません.武庫川だけが河川の中流の姿を見せていますが,少なくとも現在は,砂底が豊かにたい積するといった感じではありません.

 神戸市での記録のうちもう一つの例は,1959年5月25日のもので,この日にアオハダトンボも同所で採集されています.この記録から類推するに,この時代のこの場所には,キイロヤマトンボが生息できるような環境があったものと推測できます.現に,武庫川の上流には,キイロヤマトンボの記録があります.

 また2002年2月16日に一頭だけ幼虫が採れましたが,これが定着を意味するのか,たまたま育っているのか,あるいは上流から流されてきたのか,よく分かりません.

 このように,偶然飛来する可能性はあるものの,市内からは相当昔に絶滅をしたものと考えられます.

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