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 K068.アキアカネ Sympetrum frequens 
 ▲オスの静止.2009.8.30.,神戸市灘区(六甲山)./神戸市RDB:


各区の記録状況 (●:2005年以降の記録,○:2004年以前の記録,×:公表記録なし)
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 神戸市では全域で見られるもっともふつうのアカトンボでした.記録地以外にも,過去には各地に記録があったはずです.しかし1997年あたりから,このアキアカネの数が明らかに減ってきました.1990年代の半ばころまでは,夏の六甲山頂や摩耶山頂で,木の枝の先に群がるようにたくさんのアキアカネが止まっていましたが,現在ではきわめてわずかの数しか見ることができません.この原因は温暖化とか水田のほ場整備とか,あるいは稲の品種が変わったため田への水入れの時期が変わったとかいわれることがありますが,はっきりしません.

 本種は5〜6月頃に羽化し,そのまま高い山の山頂付近に上って夏を過ごします.かつて夏の六甲山や摩耶山へハイキングに出かけたときに草むらの葉や木の枝に集団でとまっていたトンボは,多くがこのアキアカネでした.秋になって涼しくなると平地へ降りてきて稲刈りのすんだ田んぼや,浅く泥が露出したようなため池,また市街地では公園の池,プールなどにも産卵に来ます.

 ナツアカネより少し遅れて産卵のピークが来るようで,水田での産卵の場合,ナツアカネは稲刈りの前,アキアカネが後のような印象が持たれます.

 アキアカネは羽化した後の山登りと,秋になったときの平地への移動という大きな移動を2回行います.暑さを避けるために山に登るという考え方が一般的です.

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